9月20日にオーケストラライブシネマ 京都市交響楽団の生演奏でチャップリンの「黄金狂時代」【舞鶴】
投稿日時:2010年09月03日(金)
京都市交響楽団の生演奏に乗せて映画を上映するオーケストラ・ライブシネマが、9月20日午後3時半から舞鶴市浜の総合文化会館で開かれる。映画はチャップリンの「黄金狂時代」で、オリジナルサイレント版の日本初演。映像と音楽が一体となって名作を鑑賞できる。開演前には指揮者の齊藤一郎さんによる解説もある。主催の京都府教職員互助組合は来場を呼びかけている。 スクリーンの前に配置したオーケストラが、映画の音楽と効果音を生演奏する。京都市交響楽団がチャップリンの無声映画で2005年から続けている人気シリーズになっている。映画の音楽はチャップリンがすべて作曲した。 指揮を担当するのは、N響や関西フィルなどでもタクトをふった齊藤一郎さん。自身も大の映画好きで学生時代には約千本の映画を見て、8ミリで作品づくりもした。09年からセントラル愛知響常任指揮者に就任した。 チャップリン映画に合わせオーケストラが生演奏をする公演は、欧米で約10年前から行われてきたが、日本では京響が初めて取り組んだ。団員たちはスクリーンに背を向けているため、齊藤さんの指揮だけを頼りに物語の進行に合わせて演奏する。「キッド」で少年がガラスを割るシーンでは、実際にステージでガラスを割ったり、様々な楽器を使って効果音を工夫した。 シリーズ6作目の今回は1925年に制作された最長作品の「黄金狂時代」(100分)に挑戦する。チャップリンが黄金と飢えに翻弄される人々の姿を描いた抱腹絶倒の傑作コメディだ。日本語字幕付き。 入場料は1500円。全席指定。購入は1人6枚まで。未就学児の入場は不可。チケットは同館などで扱っている。
【問い合わせ】電話075・771・6188、同組合
写真=「街の灯」(CITY LIGHTS(c)Roy Export S.A.S)を上映するスクリーンを背に演奏する団員たち
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