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再び世界の頂点に<br>フリースタイルフットボールの世界大会で優勝<br>ラ・クラシックの二人<br>コロナ禍乗り越え 金字塔

再び世界の頂点に
フリースタイルフットボールの世界大会で優勝
ラ・クラシックの二人
コロナ禍乗り越え 金字塔

投稿日時:2022年09月16日(金)

 市内を中心に活動するフリースタイルフットボールのコンビであるLA CLASSIC(ラ・クラシック)が、8月8日~13日にチェコ共和国のプラハで開催された世界大会に出場し、ダブルルーティン部門で2015年以来の優勝に輝いた。コロナ禍で大会が開催されないなど、活動が大きく制限される中で再びつかんだ栄冠に、本人たちはもとよりファンや支援者の間に喜びが広がっている。

 この競技は音楽に合わせてサッカーボールを自在に操り、リフティングやドリブルなどの技術や芸術性を競うもので、近年は各地で大会が行われるなど競技として発展し続けている。
 コンビで長らく活動し、競技の第一人者として国内外で活躍する山本佳史さん(32)と守島裕二さん(31)の二人は、共に白糸中出身。学校の休み時間に戯れたボール遊びが原点となった。当時はサッカーに全く興味がなかった守島さんら同級生を、専門誌を購読するなど「サッカー通」だった山本さんが引き込む形で遊びは始まったのだという。山本さんがインターネットで著名なサッカー選手が披露する技を見ては、それを皆で真似たりし、それぞれの技の出来を競い合う中で、「遊び」はいつしかその範疇はんちゅうを超えた。「継続は力なり」「好きこそ物の上手なれ」といった格言を体現するように、二人の技術は向上していった。
 2014年には、サッカーブラジルW杯ツアーを敢行。開幕戦から決勝まで約40日間連続でパフォーマンスし、現地で脚光を浴びた。そして、翌年には初出場した世界最高峰のフリースタイルフットボールの祭典「Super Ball」で優勝するなど、その類まれなる行動力と絶え間ない努力で誰も通ったことのない道を切り拓いてきた。
 その後は大会の常連となり、アジア人初の5年連続表彰台入りの快挙を果たすなど輝かしい戦績を残し、様々なメディアの注目を集めた。同時に活動の幅も少しずつ広がり、教室の開催など前途に大きな夢が広がる中、コロナ禍という荒波に行く手を阻まれることになった。

観衆が固唾を飲んで見守った二人の演技

【支援に背中押され2度目の栄冠】
 コロナ禍で大会の通常開催がなくなり、昨年までの2年間はオンラインでの開催となった。それまでは各種イベントに招かれてパフォーマンスを披露することも多かったが、そうした機会も激減する中、モチベーションの維持に役立ったのは地元の声だ。
 「郷土の宝を埋もれさせるわけにはいかない」と、個人や企業が数多くサポーターに名乗りを上げたのだ。
 大会出場を目前に控えた7月31日には、世界大会に向けて練習を重ねたパフォーマンスを集まった支援者らを前に披露。応援に応えるべく「優勝」を約束した。それまで二人の努力で切り開いてきた道は、背中を押してくれる人たちの力を得て、新たな舞台へと繋がることになった。
 円熟味を増した演技で2度目の優勝をつかんだ守島さんは、「今回の世界大会出場に伴い、地元舞鶴含め全国から企業様やファンの方など多くの方に応援、サポートしていただき、自分たちだけでなく、皆さんと勝ち取れた2度目の世界一を大変嬉しく思っています。今後は応援してくださった皆さんが応援してよかったなと思うような活動をしていきたいです」と喜びを弾けさせた。
 また、舞鶴で後進を育てたいとする二人は今月からスクールを開講する。守島さんは、「生徒の中から、また舞鶴を代表して世界一になってくれたら嬉しいです」と期待を寄せた。

コロナ禍を乗りこえ優勝に輝いた二人
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