最新の記事

  

9月18日、舞鶴労音が200回記念公演 ドビュッシー弦楽四重奏団コンサート【舞鶴】

9月18日、舞鶴労音が200回記念公演 ドビュッシー弦楽四重奏団コンサート【舞鶴】

投稿日時:2004年08月31日(火)

200回記念公演のコンサートちらし。舞鶴出身の新進ピアニスト・橋田さんが共演

 フランスを拠点に世界各地で活躍するドビュッシー弦楽四重奏団のコンサートが、9月18日午後7時から浜の総合文化会館で開かれる。音楽や舞台などに触れる機会をつくっている舞鶴勤労者音楽協議会(関岡敏信代表)が主催。地方都市に文化活動を根づかせようと公演の灯をともし続けて、今回が200回目を迎える。共演には舞鶴出身の新進ピアニスト、橋田波子さんを招いた。まいづる福祉会が障害者が地域の中で生活する施設グループホームを建設するのを支援しようと、収益金の一部を寄付する。地方都市において生で音楽を聴く機会の少なかったことから、1963年(昭和38年)に舞鶴労音が結成された。68年(同43年)には東公会堂で開いた寺内タケシとバニーズの公演は1200人が来場、ピアニストの中村ひろこ、南こうせつらも招き、入場者1000人以上の公演が続いた。落語や演劇などの様々な公演もした。当初は会員制で毎月公演を開催していたが、公演の多様化や交通網の発達で京阪神への催しへも出掛けやすくなり、来場者が減少し運営が難しくなり、73年(同48年)から会員以外にも来場できるようにした。最近は年1回の開催とし、熱心な市民らによって支えられている。一昨年からは舞鶴在住や出身の若手音楽家の育成も図ろうと、共演の機会を提供している。200回の記念公演に出演するドビュッシーカルテットはヴァイオリンやヴィオラ、チェロで構成し、繊細で透明な音楽を奏でる。トップクラスのコンクールであるエヴィオン国際弦楽四重奏コンクールで大賞を受賞し、ヨーロッパなど年間80回のコンサートをこなす。2001年初来日。今年10月にはショスタコーヴィッチ第五集のCDをリリースする。橋田さんは城北中、西舞鶴高校を経て大阪音楽大学を卒業。99年にNHK教育テレビ「趣味悠々 お父さんの為のピアノ講座」のテキスト編曲を担当、日本テレビの音楽番組にもレギュラー出演をした。ブルガリアのソフィア国際音楽祭にソリストとして出演した。尼崎市在住。  今回は障害者グループホームの建設支援チャリティーコンサートも兼ねている。施設は障害者たちが共同生活を送り、自立した生活ができるよう、食事づくりなど様々な支援をする場となる。プログラムはラヴェル「弦楽四重奏曲ヘ長調」、フランク「ピアノ五重奏曲ヘ短調」など。チケットは指定3500円、一般3000円、学生2000円。総合文化会館、市民会館などで発売中。
【問い合わせ】電話75・4486、労音。

この記事をシェア!
Management BY
舞鶴市民新聞
当サイトは舞鶴市民新聞社が運営しています
ページトップへ