8月から富山市で 全国総文へ念願の出品 東高美術部 梅岡さん 日尾池姫神社 油絵で描く【舞鶴】
投稿日時:2012年08月03日(金)
東舞鶴高校美術部の3年生、梅岡萌さん(18)=矢之助町=が、8月8日から12日まで富山市内の美術館で開かれる全国高校総合文化祭の美術工芸部門・絵画の部に、作品を出品する。蛇切岩伝説でも知られる与保呂の日尾池姫神社の風景を、幻想的な雰囲気で油絵の絵画(50号)で表現した。 昨年10月の京都総合文化祭に別の油絵で応募し審査の結果、今回の全国総文への出品権を得た。京都府内からは5人が選ばれた。梅岡さんは、JR東駅の自転車置き場の風景を選び、雨上がりで夕焼けを写す路面を油絵で描いた。 今年に入って出品に向けた新作に取り組み、題材に日尾池姫神社を選んだ。美しい村の女性が池に身を投げ大蛇に化身し、その大蛇のたたりを恐れた村人が、頭部を奉納したのが同神社とされる。苔むした岩がある境内の空気感に魅かれた。 部活動の時間や土・日曜にも学校で制作に没頭した。自分の想像力を大切にして写実的な風景にせず、光の当たり具合やもやの雰囲気、岩の質感を出すようにした。 部長も務める梅岡さんは「自分の描きたいイメージに出来上がり満足しています。いろんな高校生の作品を見るのも楽しみです」、顧問の奥野悦子教諭は「梅岡さんは創作の集中力がすごく、心ゆくまで描いています。全国総文で刺激を受けて自分の作品づくりに活かしてほしい」と話す。
写真=完成した大作と梅岡さん
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