7月10日まで、舞鶴自然文化園「アジサイ展」 色とりどりの花を咲かせて魅了 【舞鶴】
投稿日時:2005年06月14日(火)
多祢寺の舞鶴自然文化園でアジサイ展が始まった。今年の5月は雨が少なかった影響で、屋外のアジサイは例年に比べ花の開花は遅れている。一方、展示会場では改良種などの鉢植えのアジサイが、様々な色彩と造形の花を咲かせ、見る人を楽しませている。初日の6月11日から多くの観光客が訪れ、鑑賞して回った。同25日にはアジサイの新種を開発、事業化に成功した府立桂高校の教諭らが講演する。同園のアジサイ園には、ヤマアジサイやエゾアジサイなど50品種5万本を見ることができる。今年は5月の雨が例年になく少なかったことから、開花が1週間から10日遅れており、いま三分咲きという。6月20日過ぎには見ごろを迎える。展示会場内には日本種や外国種、改良種の約160品種のアジサイの鉢植えが並ぶ。元々アジサイは日本原産で、中国や東南アジアにもある。最近では日本からヨーロッパに輸出されて改良され、その後に日本に逆輸入されるものも増えてきた。会場内には大きな花で淡いピンク色のジューンブライド、白色のホワイトワン、小さな花のレディーユミなどが目を引いていた。また、桂高校の草花クラブが開発した「桂のロクメイカン」なども展示された。入園無料。7月10日まで。時間は午前9時~午後4時半。
【問い合わせ】電話68・1187、市花と緑の公社。アジサイ展と関連して、市と京都精華大学環境ソリューション研究機構が、25日午後2時~同4時半、浜の市商工観光センターで、地域連携事業先進事例紹介をする。桂高校草花クラブはアジサイの新品種を開発し、障害者施設と共同販売のほか、大手種苗メーカーに苗の供給もする。同クラブ顧問の片山一平教諭、同大学環境建築研究所の堤幸一副所長が話す。講演の申し込みは市企画調整課(電話66・1042)へ。
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