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50年の歩み 後世へ~「引土福寿会」が記念誌発刊

50年の歩み 後世へ~「引土福寿会」が記念誌発刊

投稿日時:2019年04月23日(火)

記念誌を手に笑顔を見せる会員たち

 引土の老人クラブ「引土福寿会」(植田博行会長)が記念誌「引土福寿会50年のあゆみ」を発刊した。2日の総会でお披露目され、会員たちがクラブの歴史を振り返る記念誌の完成を祝った。

 昭和39年に真倉、十倉、七日市、公文名、伊佐津、引土の6町内が現クラブの前身である「中筋福寿会」を結成。その後同48年に「引土福寿会」が独立した。今年は“中筋“から数えて55年、”引土“から数えて45年が経ち、間をとって誌名を「50年のあゆみ」とした。現在会員は45人。研修旅行や、ゲームなどをする「お楽しみ会」、募金活動、九社八幡神社の清掃、文庫山学園研修などのほか、囲碁や詩吟、カラオケなどのサークル活動も行っている。これまで記念誌を作ったことはなかったが、区切りとなる節目を前に作成しよという機運が高まり、3年前から作業を開始。小谷要一さんを中心に、塩見正夫さん、植田会長、臼井知史さんらが編集に取り組んだ。記念誌はA4サイズ。全44ページでオールカラー。歴代会長や副会長、会員数の流れや、これまでの研修旅行場所を載せた。「年表と行事」では、同会の出来事と合わせて、当時の主な出来事や流行った歌謡曲などを盛り込んだほか、旅行写真や当時の会長の思い出話を掲載し、飽きさせない工夫をした。表紙は会員だった故・森谷佐門氏が描いた九社八幡神社を掲載。町内の氏神である同神社を温かみのあるタッチで仕上げている。製作費は会員からの寄付を募り、70部を作成した。小谷さんは「どこから手を付けたら分からず手探りから始まった。図書館などで参考になるものを読んで勉強した。当時の資料や写真を集めるのに苦労し、多くの時間がかかった」と振り返り、「思った以上に立派な記念誌ができた。関わって頂いた方に感謝でいっぱいです」と笑顔を見せた。総会では会員1人ひとりに記念誌が配られた。受け取った会員らはページをめくりながら、懐かしい思い出話に華を咲かせていた。植田会長は「構想から3年。なんとか皆様のおかげで完成しました。先人の方々が築いてきた歴史を継承し、今後も会員一同、頑張っていかなければと気が引き締まります」と話した。
(井上 務)

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