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5月1日から浜町ギャラリーで作品展 古代とモダン編む 舞鶴あんぎん同好会【舞鶴】

5月1日から浜町ギャラリーで作品展 古代とモダン編む 舞鶴あんぎん同好会【舞鶴】

投稿日時:2013年04月30日(火)

舞鶴あんぎん同好会

縄文時代にルーツを持ち、日本最古の布とされる編物のあんぎん作りをする舞鶴あんぎん同好会(芦田美代子代表)が、5月1日~6日、宮津市の浜町ギャラリー(ミップル内)で作品展を開く。古代の技法を元に、モダンな色合とデザインで蘇らせた。入場無料。
 縄文時代の遺跡から出土し、古代人の衣服として使われていたらしい。チョマなどの皮の植物繊維をより合わせて糸にし、すだれなどを編むのと似た技法で作る。
 考古学ファンで女布の画家の森下一夫さんがあんぎんを知り、編み機を自作し技法を再現。2007年に城南会館の講座で指導し、受講者らで翌年サークルを作った。舞鶴や福知山、綾部にも広まり21人が楽しんでいる。
 染めた麻糸を素材に、たて糸を巻いたコモヅチを前後に動かし根気よく編み込む。様々な色の糸を使って美しい色合いと柄の布が仕上がる。
 作品展は布を仕立てて作ったかばんやランチョンマットなど約70点を展示する。長さ2メートルの敷物を作った福島美穂さんは「地味な作業ですが、構想したものが形になるのが面白い。みんなで教え合うことで向上するのも楽しいです」と話す。

写真=編み機(中央)を前に作品を持つ会員たち

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