4月29日、舞鶴メダカの学校・与保呂分校開校式 休耕田に200匹放す、参加呼びかけ【舞鶴】
投稿日時:2004年04月27日(火)
メダカを増やして生息地の自然環境の復活に取り組む「舞鶴メダカの学校」(冨崎伸博教育長、会員9人)は4月29日、与保呂の休耕田で与保呂分校の開校式を行うことにしている。近くには木ノ下分校があったが水の管理が難しく閉校したため、新たな田んぼにメダカ約200匹を放す。地域の人たちにも参加を呼びかけ、メダカに親しむ機会にしたいという。かつては小川にたくさんいたメダカだが、農薬などの使用で絶滅の危機に瀕する中、メダカを飼育していた仲間たちが1999年4月に同学校を結成。自宅で飼って増やし、里親となった市民に贈っているほか、生息地を復活させようと、木ノ下や真倉の休耕田、中筋小学校などの池にメダカを放して分校を開校してきた。現在は市内に数か所の分校があるが、メダカが生息できる自然環境は少なくなっているという。休耕田を利用しようとしても、稲刈り前から水が入らず干上がり、適地がなかなか見つからなかった。今回開校する与保呂分校は会員所有の田んぼで、常に水が流れ込む条件に適していた。同学校事務局の嵯峨根一正さんは「いまは機械を田んぼで使うので、秋になると水を切る。昔みたいにいつも水が入っていた田んぼは少なくなった」という。29日は午前10時から。場所は与保呂小学校の手前50メートル(舞鶴自動車道の下)で左に入った所。
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