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3月11日~13日、ポリテク京都・実習展示会 生産技術科は鳥人間コンテスト出場に向け滑空機【舞鶴】

3月11日~13日、ポリテク京都・実習展示会 生産技術科は鳥人間コンテスト出場に向け滑空機【舞鶴】

投稿日時:2005年03月08日(火)

今夏の鳥人間コンテスト出場を目標に滑空機を製作する学生たち

 舞鶴市上安のポリテクカレッジ京都の2年生135人が卒業を前にして、2年間学んできた成果を発表しようと、3月11日から13日まで円満寺の西市民プラザで、総合制作実習展示会を開く。生産技術科の学生グループは、今夏に開催される鳥人間コンテスト選手権大会の出場を目指し、1年がかりで製作中の滑空機を展示する。昨年までは染織技術科だけが卒業制作展を実施してきたが、5科そろって取り組むのは初めて。多くのユニークな作品で、もの作りの面白さをアピールする。独立行政法人・雇用能力開発機構が、ポリテクカレッジ京都(京都職業能力開発短期大学校)を運営。生産、電子、情報、住居環境、染織の5科がある。2年課程の多くを実習に当て、実践技術者の養成をする。染織を除く各科は、これまで校内だけで卒業制作を発表してきた。生産技術科の前野高伯さん(20)ら5人は、いままでにないものを製作しようと、鳥人間コンテスト(読売テレビ主催)の滑空機部門・フォーミュラークラスの出場を目標とし、機体を作ることに決めた。昨年四月から設計を始め、揚力実験などを繰り返し、硬質発泡スチロールで長さ12メートルの主翼を2枚付けた滑空機を考案。展示会に向けて「舞姫」と名付けた機体の製作を進め、会場には現在完成している主翼1枚とコクピット部を出品する。鳥人間コンテストは7月16、17日に彦根市の琵琶湖東岸で開かれる。今月(3月)22日までに設計図を提出し、書類選考で4月上旬に出場決定の通知が行われる予定。選考を通過すれば1年生が引き継いで出場する。同科の大川浩一さん(20)は「製作を進める過程で、設計図通りにはいかず苦労した。出場が決まれば応援に行きたい」と話していた。生産ではこのほかに、ホバークラフトや自動演奏のパイプオルガンなどを展示する。電子では4足歩行ロボットなど、情報では3Dの日本地図など、住居環境では廃材を再利用した建築材料や、鹿原の金剛院三重塔を設計図通りに再現した5分1の模型など、染織ではコンピューターを活用してデザインした着尺地などを発表する。また、体験コーナーを設け、電子工作や木工工作、織物体験もできる。11日は午後3時~同6時、12日と13日は午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)。入場無料。

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