20年の道「継続は力なり」 まいづるスイミングクラブ 梅原さん79歳 マスターズ連続出場 礼儀と心がけ 水泳人の鑑【舞鶴】
投稿日時:2012年10月09日(火)
舞鶴市泉源寺のまいづるスイミングクラブに、開設当初から27年間体力作りのために通っている梅原登さん(79)=愛宕浜町=が、毎年9月の下旬に名古屋市で開かれている大会「レインボーカップマスターズスイミング」に、今年で20年連続の出場を果たした。18歳以上のスイマーが5歳ごとに区分した年齢別で競う大会で、梅原さんは75~79歳のクラスに平泳ぎで出場した。 梅原さんは健康への気配りと計画性が人一倍強く前向きな性格で、「継続は力なり」が信念。練習に入る前後には必ずプールに一礼するなど、人や施設への心がけ、姿勢が他の生徒たちからも見習われ、同クラブのお手本的な存在として慕われている。 水泳は日本板硝子の勤務時から、市民プールなどに通い自己流で練習を始めた。山登りやスキーもしていたが、今も続いているのは水泳だけだという。種目は平泳ぎ一筋で、50、100、200メートルとその時の体調に応じて出場種目を決めている。高齢になると短距離を一気に泳ぐよりも長距離をゆっくり泳ぐ方が体に良いと、無理をしない事も心掛けている。 練習は1日おきに1時間程、毎週決まった曜日と時間に行っている。最近は水泳をずっと続けたいという想いが強く、大好きなビールも控えるなど、体調管理を欠かさない。在職時代からラジオ体操をずっと続け、時間があればウォーキングや畑仕事に精を出し、毎日が忙しいという。 大会には出ず練習だけをしていたが、第1回大会の選手の記録を見て、自分でもいい成績が出せるのではと思い、平成4年に始まった同大会の第2回から出場。2位になり、嬉しかった想いが始まりで20年間続いている。 自身も小学生の頃から同クラブに通い、4年前から梅原さんを担当しているコーチの水口和香さんは「梅原さんは、ここ数年あまり記録が落ちていないのが凄い。自分でイメージした練習をきっちりとこなす人。感謝を忘れない姿勢や礼儀正しさは京都の水泳界でも有名で、同じ水泳人として目標にしなければと、元気をもらっている」と話す。 梅原さんは「20年の間には体調がすぐれない時や、気分が落ち込んで水泳どころではない時もあったが、クラブの人たちに励まされ、前に進めた。あと5~10年は続けたい」と話していた。
写真=まいづるスイミングクラブで練習する梅原さん
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