2月1日まで智恵蔵で新春特別企画展 墨の線の造形、多様な表現「書と非書の際・舞鶴展」【舞鶴】
投稿日時:2009年01月23日(金)
新春特別企画展「書と非書の際(きわ)・舞鶴展」が、北吸のまいづる智恵蔵で始まった。伝統的な書と現代美術の領域を超え、墨から生まれるダイナミックな線の造形の面白さが、見る人の発想の自由さをも引き出す。舞鶴書道連盟の書家や東・西舞鶴高校の高校生たちも出品している。1月25日はパフォーマンスもある。展示は2月1日まで。 「書家と画家の線はどう違うか」などの視点から、伝統的な書芸術と書に非ざる芸術の際を探り、新しい芸術を生もうとのテーマで、京都藝際交流協会が2003年から企画。今年は赤煉瓦倶楽部舞鶴と共催、1月9日から京都市内の画廊で、続いて智恵蔵で巡回する。 NHK大河ドラマ「新選組!」の題字などを描く荻野丹雪さん、伝統的書と現代美術の両分野で活躍する作家、地元の書家ら40人が75点を出品した。墨そのものを練った造形作品、自身の中から湧き出る言葉を文字ならぬ文字で表現し、形にとらわれない墨の世界の多様さを示す。 また、舞鶴書道連盟からも小林狐城さんの金文の書、下仲春鶴さんの正岡子規の俳句を書にしたもの、東舞鶴高校生徒たちの英語の書、人気グループ「羞恥心」の文字を赤、青、黄色で描いた書なども並ぶ。入場無料。午前9時~午後5時。 1月25日午後1時から智恵蔵で、同連盟理事長の早村春鶴さんによる大きな字を書くパフォーマンスもある。
【問い合わせ】電話66・1035、智恵蔵
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