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投稿日時:2019年04月16日(火)

 警察官を志望する人にやりがいや魅力を知ってもらう体験型の説明会が5日、東庁舎で開かれた。鑑識体験やパトカー乗車体験、若手署員との座談会などがあり、参加者たちは真剣に話を聞いていた。

 業務説明会は、舞鶴警察署が年2回行っている。中高生や一般市民など7人(うち女性5人)が参加した。説明会では、警務課長の政[つかさ]聖治さんが「警察には色々な職種があり、その魅力を知ってほしい」と話し府警の部門別業務などについて説明。交番や駐在所に勤務し、パトロールや初動警察活動などを行う「地域警察」、防犯活動やサイバー犯罪などを担当する「生活安全警察」、殺人などの凶悪犯罪や特殊犯罪に対応する「刑事警察」などを紹介した。試験制度の説明では、面接官の担当経験もある政課長が、集団・個別面接について触れ、「採用は人物重視。警察官になりたいという熱意を伝えるために、しっかりと気持ちを整理して準備してほしい」とアドバイスした。ベテラン警察官による講話では、刑事課の幸野成敏さんが、緊急事態以外は普段定時に帰宅できることや、休みが取りやすいことなどを強調。近年の働き方改革により、警察が働きやすい組織であることをアピールした。また、「犯人を特定した時や、被害者から感謝された時にとてもやりがいを感じる」と参加者に語りかけた。鑑識体験では、ビンについた自分の指の指紋を採取。アルミの粉をビンに付着させ、ゼラチン紙に慎重に写しとっていた。乗車体験では、実際にパトカーの車内に座り説明を受けたり、白バイにまたがるなど普段できない体験に参加者たちは興味津々だった。若手警察官との座談会では、参加者が警察官を目指す動機について話し警察官から、試験や職務内容についてアドバイスを受けていた。城北中2年の中村煌喜さん(13)は「警察官を目指すうえでの不安なども聞いてもらい、アドバイスをもらえた。来て良かった」と話した。警察官を志望する小西優樹さん(18)は「面接で気を付けることなど詳しい説明が聞けた。先輩方の体験を聞き励みになった。警察官になって地元舞鶴で勤務したい」と期待を膨らませていた。政課長は「警察の仕事はキツかったり休みがないなどマイナスイメージがあるが、働き方改革で環境が整い昔とは大きく違います。そういった所をアピールし、今後はもっと舞鶴警察署の独自性を出した説明会をしていきたい」と話していた。
(井上 務)

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