鹿原の金剛院・三重塔全面葺き替えへ 国の重文、先月から工事始まる【舞鶴】
投稿日時:2004年03月05日(金)
国の重要文化財となっている舞鶴市鹿原の金剛院塔婆(三重塔)が、保存修理に向けて先月から工事が始まった。塔の三層の(柿)葺き屋根の傷みが進んでおり、文化庁の補助を受け全面葺き替えを行う。工事終了は12月末の予定。
金剛院(松尾法空住職)は平安時代初頭に高岳(たかおか)親王によって開かれた。塔婆は永保2年(1082)、その親王の菩提のために白河天皇が建立。現在の塔は室町時代の再建とみられ、初層内部の須弥壇(しゅみだん)には親王の木像が安置されている。秋には紅葉の名所として、多くの観光客が訪れている。
板屋根などにする薄板の柿を葺いた屋根は、昭和61にも葺き替えられたが、その後の雨風ではげ落ちるなど傷みが目立っていたことから、早急な保存修理を行うことになった。工事は塔婆全体を仮設の覆い屋を建てて囲み、作業を進める。工事は府教委文化財保護課が実施する。事業費は5400万円。
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