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鷲田さん「舞鶴のまちを元気にしよう」 八島商店街の空き店舗活用に取り組む【舞鶴】

鷲田さん「舞鶴のまちを元気にしよう」 八島商店街の空き店舗活用に取り組む【舞鶴】

投稿日時:2009年07月07日(火)

展示された石猫アート作品を見る制作者の白川さん(右)と鷲田さん

 舞鶴のまちを元気にしようと、丸山西町の鷲田マリさんが浜の八島商店街の空き店舗の活用に取り組んでいる。通常は鷲田さんが雑貨店として営業するが、参加者による作品展や手作りマーケット、レッスンなど、ギャラリーや教室にもなる参加型の店舗。夢のチャレンジへの一歩を応援したいとする。第1回はがんを克服した北吸の主婦、白川一恵さんの石猫アート展が開かれている。NPO法人難民を助ける会理事として、多くの支援活動をする鷲田さんが、夢を持っている人の応援にもなればと、空き店舗を活用。舞台は八島四条北側の約20平方メートルの小さな空間。店名は「KARITENPO(かりてんぽ)」。手作り品の販売や教室など、希望者が自分の企画を実現できる店に変身する。鷲田さんは「やりたいことにトライするお手伝になれば」と話す。7月11日は吉田裕さんのプリザーブドフラワーレッスン(材料費込み3800円、【問い合わせ】電話64・4424)、同18日は石井満弓さんのカラーセラピーの予定。利用は1日単位(8時間)。利用料は平日2500円、土・日曜3500円。【問い合わせ】電話090・3718・8242、鷲田さん。石に愛猫の絵が描かれた石猫アート作品が展示されている。創作したのは白川さん。猫への愛情の気持ちが作品に命を吹き込み、愛くるしい目と毛並みで、いまにも動きだしそうに見える。掌サイズの石にアクリエ絵の具で飼い猫をモデルに描いたのがきっかけとなり、友人らの猫も描くようになった。いつか作品展をと思っていた2003年、血液のがんと言われる悪性のリンパ腫を患い、手術と抗がん剤治療を受け、入院中も病室のベッドで描き生きる支えにし回復。退院後の06年には念願の作品展を開いた。その後も猫好きの友人の輪が広がり、依頼が相次ぎ約200点を描いて贈った。石も次第に両手で持つほどの大きなサイズになり意欲も出てきた。この間、愛猫のりんが亡くなるなど気持ちが沈みこむ時もあるが友人らが励ましてくれ、気分がいい時に創作に没頭する。今回は、りんを描いた作品など30点を展示している。白川さんは「石の猫たちが私を守ってくれています」と話している。展示は7月9日まで。

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