魅力活かした まちづくりを 舞鶴高専プレゼン大会 自然、食など盛り込み 5年間過ごした地域に貢献【舞鶴】
投稿日時:2016年02月12日(金)
舞鶴高専の5年生たちが舞鶴市のまちづくりを考えるプレゼンテーション大会が、このほど白屋の同校であった。24人が舞鶴のまちや自然、食を活かしたウォーキングやグルメイベント、特徴的な宿泊施設などの企画を発表し、審査員から評価を受けた。(青木信明)人文科学部門の児玉圭司准教授が、地域志向教育を目指す大学COC事業の一環として開設した講義をし、受講する学生たちが7グループに分かれ、「舞鶴市のまちづくり」をテーマに市職員や観光、交通業者などに聞き取り調査などをし、アイデアをまとめた。プレゼン大会では市職員など外部の3人の評価委員と教員、受講する学生らが審査員を務め、プランの魅力、斬新さ、実現可能性など4項目を5段階で採点した。学生たちは赤れんがパークなどを歩くイベントは低予算で開催でき、舞鶴のPRや経済効果を図ることができると述べた。観光客の消費額を上げるため舞鶴市内の飲食店などを一箇所に集約する案では、市役所1階を改修してテナントとして店を集約することを提言。また、舞鶴のとり貝や肉じゃがなどの食を一堂に集めたグルメフェス、魚釣りイベント、乗り合わせによる交通手段の利便性の向上、青葉山を活かした登山バスツアー、舞鶴市内に不足する宿泊施設の解消のため、商店街の空き地に護衛艦の艦内を模した格安ホテルの設置案などを披露した。電子制御工学科5年の植田涼介さん(20)は「アイデアや調査など練られた内容が多いと感じました。グルメフェスタは高専生も参加できそうです」と話していた。児玉准教授は「多くの学生はこの春に就職や進学で舞鶴を離れるが、5年を過ごした舞鶴に何らかの関心を注ぎ、地域に貢献するとともに彼らの記憶に舞鶴を留めてほしい。そうした思いで講義を進め、今回それが叶った」と発表を見つめた。
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