魅力ある布で小物づくりを みずなぎ鹿原学園「たんまに手芸部」 障害者たちの刺繍、手織り使って 誰でも参加可 喫茶&ベーカリーで活動【舞鶴】
投稿日時:2013年04月26日(金)
舞鶴市鹿原のみずなぎ鹿原学園が、不定期に開催する「たんまに手芸部」を設け、園内の喫茶&ベーカリー「COCOかわら」で今月から部活動を始めた。鹿原学園を利用する障害者たちが手作りする独創的な刺繍や手織りの布を素材に、市民に小物づくりを楽しんでもらう。オリジナルな布の魅力を知ってほしい、と参加を呼びかけている。
鹿原学園では約100人の利用者が通い、陶芸などの創作と自主製品の製作などに励む。その内約半数が布づくりを担当し、自由な発想のデザインの刺繍と、独特の色あわせをした手織りの布を仕上げ、コースターやタペストリーなどにして販売している。
こうした布を使って、形にするもの作りを楽しんでもらおうと、手芸部を創部した。学園内で焼いたパンを販売する喫茶店が土曜日も開店していることが知られておらず、その利用にもつなげるため不定期に月1回土曜日に活動する。
初回は蝶などの形をしたブローチやモビールなどをテーマにし、女性たちや小学生らが布を選んで職員に教わりながら約30分で完成させた。ハート型ブローチを作った黒木里美さんは「普段あまり針を持ちませんが、あっという間で楽しかった。かばんに付けてもかわいい」と喜んでいた。
学園職員で部長の岸鶴順子さんは「手芸を通してみずなぎのユーモア溢れる作品を知ってもらえれば。喫茶スペースでまったりと活動をしていきたい」と話している。
午前11時~午後3時で好きな時間に活動できる。参加費は1回500~600円(1ドリンク付き)。作品(1点)は持ち帰れる。申し込みは同学園手芸部(電話63・5030)。
写真=ブローチ作りを職員から教わる参加者たち
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