高齢者福祉 住宅地で 博愛福祉会 小規模特養とケアハウス併設 「グリーンパーク愛宕」8月22日竣工式 ヘルパー介助で生活する人も受け入れ 職員アイデアで多様なトイレ設置【舞鶴】
投稿日時:2011年08月02日(火)
社会福祉法人博愛福祉会(岸本良博理事長)が舞鶴市愛宕浜町に建設を進めてきた、小規模の特別養護老人ホームとケアハウスを併設した「グリーンパーク愛宕」が近く完成する。民家や公園の住宅地に隣接し、子供たちの遊び声が聞こえる場所に立地する。地域の人たちとの交流も進めたいとしている。8月22日に現地で竣工式を行う。同福祉会は市場に定員50人の特別養護老人ホーム「グリーンプラザ博愛苑」と定員50人のケアハウス「グリーンプラザ博愛」を運営するノウハウを活かし、住宅地に小規模の福祉施設を開設して、特養への入所希望のニーズに応えることにした。グリーンパーク愛宕は敷地面積約1880平方メートル、鉄骨造り3階建てで、延床面積約2996平方メートル。1階に多目的ホールや事務室など、2階に定員29人の特養、3階に定員29人のケアハウス。特養とケアハウスはともにすべて個室で、3つのユニットを1つの居住単位にしている。共同生活室は食事やレクリエーション活動などに利用する。総事業費は約6億3千万円。ふつうケアハウスは食事やトイレ、移動など自立できる人が入居する施設だが、今回の施設ではヘルパーの利用で介助を受けながら生活できる人を受け入れる。介護度の軽度から重度に応じて利用しやすい多種類のトイレを職員のアイデアで採用し、各ユニットに3つのトイレを設置。また建物の床は二重底にして転倒しての骨折防止の構造にした。同福祉会の従来の施設も活用し、市場のケアハウス、次に愛宕のケアハウス、次に愛宕の特養、市場の特養と各施設に一番軽度から重度に応じて、利用者を受け入れることも可能になった。
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