高専・建設システム工学科 地域密着の卒業研究発表 東駅周辺の有効活用など提案【舞鶴】
投稿日時:2011年02月22日(火)
白屋の舞鶴高専で、卒業を控えた4学科の5年生たちが、学校生活のまとめとして卒業研究を発表した。2月17日は建設システム工学科の33人が、舞鶴など地域に関係するまちづくりや景観、建物などについて研究を述べた。 東舞鶴駅周辺における中心市街地の衰退、空き店舗や未利用地の増加に合わせ、市の検討委員会でも駅北口市有地の有効活用を目指して提言をまとめた。建設システム工学科の2人の学生も駅前の活性化計画を考えた。 山城祥さんはまち中居住で活性化を図ろうと、高齢者を想定した低層集合住宅を提案。1階に店舗やコミュニティー広場、2階に住居スペース、屋上は緑化公園とした模型を作成した。武田浩樹さんは急速な高齢化に対応し需要が増えている老人福祉施設の建設案を述べた。 このほかにも市内の河川整備で架け替えられる橋の形式の提案、由良川河口の現状調査、東浄化センターを周囲の景観に合うよう、周辺環境を意識した色彩や壁面緑化などで覆う計画、老朽化する学生寮を建て替えるため、学生たちから集めたアンケートなどを元に、舞鶴の気候に適した設計案を提案した。
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