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高専の学生が出前授業

高専の学生が出前授業

投稿日時:2018年07月24日(火)

紙に写った模様に喜ぶ児童たち

 舞鶴高専(内海康雄校長)の学生たちが12日、三笠小を訪れ出前授業をした。水や空気の流れを可視化する実験を通して、児童たちに自然の面白さや不思議さを教えていた。同校では、自然現象に興味や関心を持ってもらおうと、高専の学生を招き授業をしている。今年で5回目。学生も卒業研究にちなんだ実験の披露や、子どもたちに教えることで自身の学びにつなげている。この日は、電子制御学科の5人が訪れ、1年生29人に教えた。「水や空気の流れを見てみよう」をテーマに、絵具を水面にたらしてできた模様を紙に写す「マーブリング」や人工的に風を発生させて流れを可視化する「簡易風洞装置」を使い授業を展開。動画で手順を説明した後、見回りながら児童にアドバイスしていた。他のことに目がいく子や、進め方が分からず困惑する子もおり、学生たちは教えるのに四苦八苦な様子だった。「マーブリング」では、絵具が自然に描く不思議な模様に、「きれい!」と感激。学生たちに教わりながら上手に紙に模様を写し取っていた。簡易風洞装置を使った実験では、紙飛行機やミニチュアトラックが受ける風の流れを再現。トラックが風を受ける様子がプロジェクタに写し出されると「すごい!」と目を輝かせていた。安永有杏さん(6)は「黄色と青色を使ってきれいにできた。家でもやってみたい。風の動きも面白かった」と話した。小谷文乃さん(19)は「中学生には教えたことがあるが、小学生は初めて。なかなか話を聞いてもらうのは難しかったけど、みんな進んで参加してくれて良かった」と話した。

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