”風呂敷”自由自在 「ふろしき研究会」橋本さん
投稿日時:2018年07月24日(火)
1枚の風呂敷が様々な生活シーンに役立つ。普段は、エコバッグやおしゃれ、ギフトシーンに、災害時にも防災頭巾や骨折時の三角巾に活用できるなど、何通りもの役割をこなす多種多様な変化はまるで魔法のようだ。風呂敷の多様な使い方を研究する「ふろしき研究会」(森田千都子代表)。平成4年に発足した同会は従来の「包む」「覆う」だけでなく、「贈る」「収納する」「守る」など風呂敷の可能性を広げ、便利な使い方を提案する講座などを続けている。舞鶴では会員である橋本さとみさん(54)=吉野=が中心となり、自身の所属する市民団体やエコイベントでワークショップを開き、様々な用途に対応できる包み方や災害時に役立つ活用法を市民に紹介している。橋本さんは、平成26年、赤れんがパークで市環境課が主催した「包み方教室」に参加したことをきっかけに入会。「それまでに本などで知っていたが、教室に参加し、代表の森田さんとお会いしてすぐに入会を決めました」と振り返る。入会後に講座を受け知識を深めた。今は年に3回ほど、市内のイベントで披露している。1月に西支所であった舞鶴生活学校の新年会のレクリエーションでは、会員を前にエコバッグとしての活用法を披露。空のレジかごに風呂敷を広げて入れることで、会計後に袋に移すことなく、あっという間に包めることなどを説明した。続いて、災害時に役立つ活用法を説明。風呂敷を折ったり結んだりすることで、防災頭巾や簡易リュック、ポシェット、骨折時に腕を安定させる三角巾などに変化させた。また、避難所を想定し、使い捨てカイロを使った「温スカーフ」や「体を温めるベスト」などに活用できることなども説明した。参加者も橋本さんの教えのもと、頭巾やリュックのつくりかたを体験。風呂敷の見せる多様な変化に感心していた。参加した女性は「これだけ色々なことに役立つことに驚いた。場所もとらないし、何枚かもっておきたい」と感心していた。橋本さんは「子どもからお年寄りまで、教わればすぐに使えるようになります。便利で環境によく、災害時にも対応できます。普通の綿布でもふろしきとして使えますし、身近に購入できる。日本伝統の布でもあるふろしきの活用を多くの方に知ってほしい」と話した。
興味のある方は、TEL:090-5127-6199 橋本さんまで。
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