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音楽の魅力で地域振興~軽音コン近畿北陸大会を初開催

音楽の魅力で地域振興~軽音コン近畿北陸大会を初開催

投稿日時:2019年09月06日(金)

舞鶴市長賞に輝いたfoolcoolの演奏

 浜の市総合文化会館で「近畿北陸高等学校軽音楽コンテスト」が開催され、関西圏や北陸地方各地から集まった11校12バンドが、日ごろの練習の成果を披露した。市などが昨年設立した「舞鶴ミュージックコミッション」が協力した初めてのコンサートイベントで、音楽を通じたまちづくりの可能性が垣間見えた。

 同コンテストは、NPO法人全国学校軽音楽部協会が主催。運動部での「試合」となるような機会が乏しい軽音楽部活動に、新たな目標の場を作りたいという同協会と、ミュージックツーリズムによる交流人口増大を目指す市の思惑が一致し、当地での開催が決まった。当日は近畿・北陸地区の高校で活動する11バンドがコンテストに参加。その他に、中部地区の大会でグランプリを獲得した名古屋経済大学市邨(いちむら)高軽音楽部がゲスト参加した。各バンドは、およそ400人の観客を前に熱のこもった演奏を披露し、大きな声援を浴びていた。市内からは舞鶴高専の軽音楽部から、foolcool(フールクール)が参加。=メンバー/佐藤一貴さん・加藤礼さん・菊田潤さん・向林洋さん・諏訪悠仁さん※いずれも3年=。審査講評では、「参加バンドの中で唯一男子のみ。いい意味で男くさいパワーある演奏だった。難曲をよく練習してコピーできている。次はこのベースの上にもう一段上を目指してほしい」とエールを送られ、見事特別賞の「舞鶴市長賞」に輝いた。初めての試みとなったイベントを終えて、市観光振興課の小畑真奈美課長は、「音楽を愛する人たちが集うまちづくりへの期待や応援の声を多数いただいた。これからも舞鶴の特色と音楽の可能性を活かした地域振興に取り組んでいきたい」と話し、充実感を漂わせた。市では同コンテストの今後の開催にも協力する予定であるとしている。
コンテストの結果は以下の通り。
【グランプリ】屋台利用券X(大阪市立鶴見商業高)【準グランプリ】Project19(京都光華高)【3位】スニーカーバンド(京都府立峰山高)【奨励賞】知能指数1300(兵庫県立小野高)【舞鶴市長賞】foolcool(舞鶴高専)【ベストボーカリスト賞】廣瀬亜優(京都光華高)【ベストギタリスト賞】近藤歩菜(大阪市立鶴見商業高)【ベストボーディスト賞】梶原夕莉(兵庫県立三木高)【ベストベーシスト賞】谷口稜(京都府立久美浜高)【ベストドラマー賞】原田紗夜(大阪市立鶴見商業高)

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