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静かな人気、仏レストラン「Takeuchi」(浜) 竹内康之さんとサヨコさん夫婦2人でもてなし 【舞鶴のニュース】

静かな人気、仏レストラン「Takeuchi」(浜) 竹内康之さんとサヨコさん夫婦2人でもてなし 【舞鶴のニュース】

投稿日時:2003年12月05日(金)

「舞鶴」にこだわって素材を選び店づくりをする2人

 浜のフランスレストラン「Takeuchi」。京阪神からも訪れる隠れた店で、静かな人気を集めている。2人が「舞鶴」にこだわって素材を選び、店づくりをする。新鮮で旬のもの、作り手の顔が見える安全な野菜などを使うだけでなく、農家の収穫を手伝ったり、自らも畑で野菜を作る。「心もおなかもおいしかったと言ってもらえる店にしたい」。ゆっくりとした時間が店内に流れる中、料理からは2人のもてなしたいという温かな心が伝わる。
 康之さんが大阪のフランス料理店で修業をしていたが、結婚後に康之さんのふるさとに戻って六年前に店を開いた。舞鶴の海と土と山と季節を大切にと2人で話し合ってきた。野原の魚、瀬崎のミカン、平の野菜などでディナーのメーン料理をはじめ、ミカンのリキュール、桃のシャーベットなどを作りだすが、「その日に採れた素材で料理を決めるため、詳しいメニューはありません。自然の素材はおいしく、舞鶴ってけっこうすごいと思いました」
 気に入る素材を手に入れようと、舞鶴のあちこちの農家の人たちのもとに通ってきた。その中の1人、平の坂根敏一さんのトマトとその情熱に惚れ込み、作業を手伝うなどの交流も。いまは野菜を提供してもらっている友人の畑を借りて、数種類の野菜を作っている。その体験から素材を大切にするようになった。
 「身近で取れるものがこんなにおいしいと見直してもらえる場にもなれば」。気取らない2人との会話もごちそうだ。生産者の横顔、知人の畑づくりの様子などをホームページ(http://www3.ocn.ne.jp/~takechef/)で紹介している。ランチは正午~午後2時、ディナーは午後6時から。当日でもいいのでなるべく予約を。日曜休み。
【問い合わせ】電話62・4510。

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