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震災孤児支援へチャリティー 高井さん 4年に一度の作品展で募金呼びかけ 祈りと希望込め継続的支援を 5月18、19総合文化会館で【舞鶴】

震災孤児支援へチャリティー 高井さん 4年に一度の作品展で募金呼びかけ 祈りと希望込め継続的支援を 5月18、19総合文化会館で【舞鶴】

投稿日時:2013年05月07日(火)

震災孤児支援へチャリティー

日展に入選するなど活躍する成生の陶芸家、高井晴美さん(48)が、4年ごとに企画している作品展を、5月18日、19日、舞鶴市浜の総合文化会館小ホールで開催する。東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市の震災遺児を支援するため、会場にはチャリティー作品のコーナーも設け、募金を呼びかけることにしている。
 漁村で生まれ育った高井さんは、目の前の海や波などをテーマにした大作を発表し、国内で最大の公募展である日展に9回入選するほか、パリにも出品し評価を受けている。そうした創作活動を市民に見てもらおうと、4年に1度、一堂に展示する作品展を開催してきた。
 陸前高田市の被災者を支援しようと、これまで3度訪れ、作品展の収益金や市民から寄せられた募金、支援物資などを届けた。今年も10月に市民らと同市の仮設住宅の人たちと交流するため、陶芸教室の生徒たちとマグカップづくりもする。
 両親を亡くした震災遺児38人に昨年10月、市民と一緒に募金を贈ったところ、子供たちから「ノートや辞典を買います」「受験に向けがんばっています」などのお礼の手紙が届いた。継続的な支援をするため、今回の作品展でも食器を並べて収益金を募金に充てる。震災後に発表した祈りと希望を込めた作品も出品する。
 高井さんは「もらった手紙には『遠くにおばちゃんができたと思って』と返事を書きました。東北に住む姪っ子や甥っ子に、お年玉を贈るような気持ちで支援を続けたい」と話している。両日とも午前9時~午後5時。

写真=気持ちを込め制作する高井さん

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