難曲で挑み箏日本一に 尾松優希さん(東高3年) 全国邦楽コンクールで優勝 8月31日 斗為巾コンサートで受賞曲披露【舞鶴】
投稿日時:2014年08月19日(火)
難曲で挑み箏日本一に
尾松優希さん(東高3年)全国邦楽コンクールで優勝
8月31日 斗為巾コンサートで受賞曲披露
岡山市でこのほど開かれた第24回全国高校生邦楽コンクールで、東舞鶴高校3年で箏アンサンブル斗為巾メンバーの尾松優希(ゆうき)さん(18)=矢之助町=が、昨年の銅賞(3位)を上回り優勝した。高校生には難曲とされる「情景三章」で自由曲に挑み、稽古に稽古を重ねて自分のできる最善の演奏を発表した。8月31日午後1時から北田辺の市民会館で開かれる斗為巾コンサートで受賞曲を披露する。同コンクールには全国の高校生15人が出場した。課題曲は古典の「六段」だった。入賞者の大半が東京藝大に進み、プロへの道に進んでおり、実力者が集まる大会として知られる。尾松さんは中学3年で全国小・中学生筝曲コンクールで銅賞、昨年は第20回賢順記念くるめ全国箏曲祭で、次代を担う若手演奏家に贈られる岸邊成雄(しげお)賞を受けた。昨年、コンサートで女性演奏家が弾いた「情景三章」に魅了され、自由曲に選んだ。いつもならコンクールに向け1年かけて稽古をするが、今年は半年しかない不安と、自分の演奏法でいいのか迷いもあった中、指の骨が曲がるほど稽古に没頭した。コンクール本番では積み重ねた稽古を支えに、結果を気にせず落ちつき集中して弾くことができた。審査員からは「技術が高くバランスのいい演奏だった」「自分の想いを伝えていた」などの評価を受けた。尾松さんは「名前が呼びあげられたときはびっくりしました。1人でできたことではないので、先生とお母さんへの感謝の気持ちが溢れてきました。練習してコンサートで受賞曲をしっかりと弾きたい」と話していた。指導する沢井箏曲院師範で演奏家の立道明美さんは「演奏中、そばにいなくても大丈夫だと思うほどいろんな面で成長し、いまできることを精一杯した演奏でした。これからも多くの人の支えがあることを分かる人になってほしい」と見守る。
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