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障害者の願い届けたい 人工呼吸器使う人らのドキュメンタリー映画 福祉施設「ほっこりステーション」 1月17日 商工観光センターで上映会【舞鶴】

障害者の願い届けたい 人工呼吸器使う人らのドキュメンタリー映画 福祉施設「ほっこりステーション」 1月17日 商工観光センターで上映会【舞鶴】

投稿日時:2016年01月06日(水)

人工呼吸器を使って散歩に出る出演者(「風は生きよという」上映実行委員会提供)

 舞鶴市小倉の障害者福祉施設「ほっこりステーション」(橋本伸子施設長)が、人工呼吸器を使って生活する人たちを主人公にしたドキュメンタリー映画「風は生きよという」(宍戸大裕監督)の上映会に取り組む。障害のある人たちの暮らしや願いを伝えようと企画した。1月17日、浜の商工観光センターで開く。(青木信明)同施設は昨年5月、障害のある人たちの居場所づくりをしようと開設された。現在は自閉症や知的障害の22歳~68歳の7人が利用し、手ぬぐい作りや生活介護などの事業を行う。障害者のありのままの姿を知ってもらおうと、積極的に外に出かける機会を作り、昨年11月には市民に参加を呼びかけウォーキング大会もした。橋本さんがテレビ番組でこの映画について知り、映画を紹介するチラシに記された「出来ないことがすごいたくさんある中で障害者が出来る大きい仕事っていうのは、外に出て人目について人の意識の中に障害者の存在をちょっとでも根付かせていくこと」の言葉を読み、上映を決めた。映画では、東京都東大和市で自立生活をしながら相談支援活動もする脊髄生筋萎縮症の海老原宏美さん、低酸素性虚血脳症の枚方市在住の高校1年生新居優太郎さん、筋萎縮性側索硬化症を発症するも障害者支援をする北見市の渡部哲也さんら、人工呼吸器を使う人たちの姿を映し出している。橋本さんは「施設利用者には人工呼吸器を使っている人はいませんが、障害者と社会が自然にお互いの存在を受け入れられるような出会いをお手伝いしようと思いました。上映会がそんなきっかけのひとつになれば」と話している。上映時間は①午前11時②午後1時半。前売り1,000円(当日300円増し)。高校生以下無料。電話77・8110、ほっこり。

 ほっこりステーションの協力で、舞鶴市民新聞社はこの映画に3人を招待する。
 チケット希望者は郵便番号、住所、氏名、電話番号、市民招待席「風は生きよという」係へ1月9日までに申し込みを。応募ははがき(あて先〒624―0905福来912―1)、FAX(77・1750)、eメール(maipress@topaz.ocn.ne.jp)で受け付けている。応募者多数の場合は抽選。チケットの発送をもって発表にかえる。

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