陸前高田の震災遺児支援を 高井さんと教室生たち まゆまろ貯金箱で募金活動 10月5日 現地へ届ける【舞鶴】
投稿日時:2012年09月14日(金)
東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の子供たちを支援しようと、成生の陶芸家、高井晴美さん(48)と教室生や協力者たちが、国民文化祭・京都府のPRキャラクター「まゆまろ」を模した陶器の貯金箱を製作し、募金に取り組んでいる。震災から1年半が経ったが、被災地を忘れまいと同じ気持ちで25人が10月5日現地を訪れ、震災遺児や保育園に貯金箱を届けることにしている。 海辺に住む高井さんは津波被害に胸を痛め、チャリティー陶展の収益金や市民からの募金を携え、昨年11月と今年3月に陸前高田に向かった。住民たちは少しずつ歩み出しているが、復興には長い年月がかかることから、被災地のいまを多くの人に見てほしいと、自身の陶芸教室「はるみ会」のメンバーに声を掛け、25人で現地に行くことにした。 両親を亡くした震災遺児の支援を中心にし、募金だけでなく形のあるものも贈ろうと、貯金箱を作ることに決め、教室生と協力を申し出た市民ら35人が、高さ約10センチの貯金箱68個を8月末に完成させた。北吸の市政記念館内のカフェ「jazz」やコンビニなどに置くほか、生徒らも持ち帰り友人らに募金を呼びかけている。 10月4日夜に舞鶴を出発し、5日に陸前高田市を通じて震災遺児38人に、交流を続ける下矢作(やはぎ)保育園に募金を贈る。生徒の光野はる子さん(58)=矢之助町=は「いまの復興状況や住民の暮らしをしっかりと見て、募金を寄せてくれた友人や近所の方たちの気持ちを届けたい」と話す。 高井さんは「15年来のつきあいがあり、支えてもらっているメンバーに現地を見て感じて、それを人に伝えてもらえれば。1個1個表情が違う貯金箱を通して、みんなの強い気持ちが子供たちに届くとうれしい」と話している。募金への協力を呼びかけている。
【問い合わせ】電話67・0326、高井さん
写真=製作した貯金箱を手に被災地支援を呼びかける高井さんと教室生たち
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