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闘病の中 楽しむ書 書道連盟元理事長 長谷川さん 書歴50年と喜寿迎え初個展 身障センターで12月15日まで展示 「気軽に書に親しんで」【舞鶴】

闘病の中 楽しむ書 書道連盟元理事長 長谷川さん 書歴50年と喜寿迎え初個展 身障センターで12月15日まで展示 「気軽に書に親しんで」【舞鶴】

投稿日時:2011年12月06日(火)

人工透析をしながら書を続ける長谷川さんと作品

 舞鶴書道連盟の元理事長、長谷川順市さん(77)=倉梯町=が、人工透析をしながら書を続けており、書歴五十年と喜寿を迎えた記念の初個展が、余部下の市身体障害者福祉センター・サロン「ぽーれぽーれ」で開かれている。だれもが書に親しんでほしいと、遊び心も交えて作品を仕上げ額装せずに展示している。12月15日まで。南公民館でスタートした書道講座の一期生として受講したのが、書を始めるきっかけ。修了後は奥本朝雲さんに師事して腕を磨き、書道教室を開いて約20年間、子供らの指導に力を入れ、文庫山学園でも利用者たちに教えた。舞鶴書道連盟の発足時に入会し、理事長も務めた。65歳の時、2つの腎臓を摘出し、それ以来、自宅と病院で1日に4度の人工透析をするのが日課になった。そうした中でも楽しみながら書を続けている。また、舞鶴市身体障害者団体連合会の会長として、障害者の福祉向上にも取り組んできた。個展のために新たに書いた作品を中心に出品している。「自分が動けば周りも変わる」など、気にいった言葉を選び作品にしたほか、巻紙に「川の流れのように」の歌詞、百人一首の歌、書道教室で使ってきた約3千枚のお手本などが並ぶ。仲間との交流の場になっている身障センターについて、「身障センターは心のオアシス」と作品にした。長谷川さんは「これなら私にも書けると思ってもらえるような作品を作って展示しました。気軽に筆を握ってもらえれば」と話す。午前10時~午後4時。入場無料。

【問い合わせ】電話63・3008、同センター

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