避難の不安、緊迫感伝える 福島事故と若狭の原発考える集い【舞鶴】
投稿日時:2014年08月19日(火)
福島第1原発事故と若狭の原発を考える集いが、このほど舞鶴市余部下の中総合会館で開かれた。福島からの避難者たちが当時の緊迫した判断をした様子、事故が忘れさられようとしていることへの危惧を、作家の広瀬隆さんが事故による高線量の被曝の危険性を語った。福島での支援活動や若狭地方で原発問題を考える福福ネットの主催。南相馬市から大津市に避難中の青田恵子さんは事故時、バスに乗せられ避難したがどこに連れていかれるのか分からず、どんな生活が待っているのか予想もつかない不安にあったと振り返り、自宅待機の指示には食料の備蓄も生活物資の供給もなく無理があると指摘。「南相馬市ではいま松の植林を子供たちが手伝わされ、被曝の危険が高まっている。原発事故で潤う地元業者、補償をもらって宝くじに当たったという人もいる。私たちの体験が忘れられないよう伝えていかなければ」と述べた。浪江町から綾部市へ夫と子供と避難した井上美和子さんは、第1原発の爆発を知ってすぐさま車で避難し、福島空港で飛行機を利用しようしたが人が一杯だったため次の判断を迫られ、残りのガソリンが少ない中、新潟からフェリーで避難するため車を使い、途中の小さなガソリンスタンドで頼み込んで10リットルを補給したなどをリアルに伝えた。「いま私は福島の子供たちを守るため、保養の場所と費用をつくる講演活動をしています。こんな事態にならないことが一番いい」と話した。
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