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連休中のべ960人が支援 新潟や宮津からも駆けつけ【舞鶴】

連休中のべ960人が支援 新潟や宮津からも駆けつけ【舞鶴】

投稿日時:2013年09月27日(金)

台風18号支援
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 台風18号によって伊佐津川で洪水が起き、多くの民家が床上浸水などの被害を受けた魚屋地区。近くの日星高校の3年生92人と教員たちが20日、被災した20軒で敷地に流れ込んだ泥のかき出しや濡れたマットなどを運ぶ作業をした。住民たちは「昭和28年の13号台風以来の被害」と水かさに驚いていた。
 住宅のすぐ裏手に伊佐津川が流れる魚屋地区では、川からあふれ出した水で道路が45センチの深さで冠水し、建物は床上5~10センチまでつかった。床上と床下の浸水被害を合わせると約60軒になる。10人の住民が魚屋公民館に避難した。
 日星高は2004年の台風被害でもボランティア活動をした。舞鶴災害ボランティアセンターに支援を申し出たところ、平日にボランティアが少ないことから、この日、3年生全員が学校近くの魚屋地区に向かった。
 すでに濡れた家財道具などは表に運び出されていたが、水を含んで重い泥のかき出しを担った。土埃が舞う中、マスク姿の生徒たちはスコップを手に、土嚢袋に泥を入れリレーして運んだ。
 自宅と近くで営む薬局が浸水した木戸仁司さん(79)は「9年前の台風よりも被害が大きい。薬局は下の商品は全てだめになった。泥は重くて手に負えなかったので、手伝ってもらってありがたい」、地元自治会長の澤井昇さん(69)は「この地区はお年寄りが多いので助かります」と感謝していた。
 3年生の広瀬純君(17)は「学校に近い場所でこんな被害が大きな住宅があるとは知らなかった。住民のみなさんがいつもの生活に早く戻れるように作業をしました」と話していた。
 同ボランティアセンターによると、9月20日は被災した28世帯で130人のボランティアが作業した。支援の依頼やボランティアの申し込みは同センター(電話78・1021)。受け付け場所は喜多の舞鶴21ビル西側。開設は9月29日までの予定。

写真左=畑から泥を運び出す宮津高の生徒たち
写真右=スコップを寄贈した新潟のボランティア(左)

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