超大作米映画「デイ・アフター・トゥモロー」 舞鶴出身の高井さんが特殊効果映像製作 【舞鶴】
投稿日時:2004年06月08日(火)
浜の映画館「八千代館」で、6月5日から上映されている超大作「デイ・アフター・トゥモロー」の特殊効果映像を、舞鶴出身の高井了治さん(26)=サンタモニカ在住=が製作した。電子メールで知らせを受けた父親の市嘱託職員、清二さん(66)=引土新=は「大きな仕事を手掛けて、本人も満足しているようです」と喜んでいる。高井さんは、西舞鶴高校から大正大学に進学。大学では臨床心理学を専攻したが、コンピューターグラフィックス(CG)にも興味を覚え、パソコンを使ってCG製作に熱中していたという。大学を卒業後に渡米、デジタル・ハリウッド・ロサンゼルス校に入学して、1年間、3Dソフトを中心に映画製作を学んだ。 同校を卒業して、「525スタジオ」に入り、ミュージックビデオの製作に携わり、「MTU best music video award」を受賞。その後、今回の映画製作を手掛けた会社「hydraulx(ハイドラックス)」に移った。「デイ・アフター・トゥモロー」は、エイリアンの侵略による地球破壊と人類の危機を描いた「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ監督の最新作。異常気象による自然の脅威をテーマにしている。 高井さんは、映画のオープニングシーンの氷山や竜巻、吹雪などの映像を製作した。清二さんに寄せたメールには「自然現象をCGで製作する難しさを痛感しました。どうすればリアルに見えるか、試行錯誤しながらテストを繰り返し出来上がりました」と書いている。 映画のエンディングタイトルには、キャストとともにスタッフとして高井さんの名前も紹介されている。高井さん父子は「多くの皆さんに映画を観賞してほしい」と願っている。
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