赤煉瓦倶楽部舞鶴が神崎ホフマン窯の保存へ冊子 8月3・4日のジャズ祭で無料配布【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年08月02日(金)
国の登録有形文化財となっている舞鶴市西神崎の神崎ホフマン窯の保存に取り組んでいるNPO法人「赤煉瓦倶楽部舞鶴」(松井功理事長)は、写真や文章などで窯の大切さを紹介する冊子(A4判、4ページ)を作成した。8月3、4日の赤煉瓦ジャズ祭で、来場者に無料配布して保存を呼びかけることにしている。
ホフマン窯はドイツ人のフリードリヒ・ホフマンが考案した焼成窯で、国内では明治5年に初めて築造された。かつては50基以上あったが現在は4基しか残っていない。
神崎ホフマン窯は明治30年に登り窯として建設された。主煙突にもひびが入るなど老朽化が進んでいる。また、所有する親会社の倒産から窯を含む土地が競売に掛けられたが、新しい所有者が決まっていない。近く3回目の競売に掛けられる予定。
冊子では神崎ホフマン窯のほか、いまも残る3カ所の窯やホフマン氏を紹介。ジャズピアニストの山下洋輔さんら全国の人から寄せられた保存メッセージも掲載している。3000部作成した。
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