赤十字病院 東館リハビリセンター完成 放射線検査施設も備える【舞鶴】
投稿日時:2014年08月29日(金)
府中丹地域医療再生計画に基づき増築工事を行っていた、倉谷の舞鶴赤十字病院の東館(リハビリテーションセンター)が完成し、8月24日に竣工式が行われた。4月末に同館東隣に療養型病院として移転した市民病院と連携し、地域リハビリテーションセンターとしての機能の充実と強化を図る。移転前の市民病院にあった府緊急時放射線検査施設も備え、9月1日から業務を開始する。鉄骨造3階建て、延べ4088平方メートル。事業費は2期工事として来年3月まで実施される本館、南館の改修工事を含め17億3800万円。3階に市内初のリハビリ専門の回復期病棟48床、2階に既存の3倍に拡充されたリハビリセンター(670平方メートル)を備え、市民病院2階への連絡通路も設けられている。1階には、移転前の市民病院が持っていた「緊急被ばく医療体制」を継承し、府緊急時放射線検査施設(204平方メートル)を整備。原発事故の際に使われる、除染シャワーや体表面モニター、ホールボディーカウンターなどが設置されている。西田和夫院長は「隣接する市民病院と連携を図る中で、急性期、回復期、慢性期、在宅医療へとシームレスに提供できる運営をこころがけ本市の地域医療に一層貢献してまいります」と話した。
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