赤れんがフェスタで 「舞鶴おでん」デビュー 認定店募る 伝統のじゃこだし 食材の宝庫【舞鶴】
投稿日時:2012年10月26日(金)
新たなご当地グルメとして、舞鶴地域伝統の「じゃこ出汁」を使った「舞鶴おでん」が誕生した。飲食店経営者や蒲鉾製造業者、農業者などからなる舞鶴おでん会(齋藤友幸会長)が、水産練り製品や佐波賀大根など、煮物に最適な食材が豊富であることに着目し、全国に発信していこうと企画した。10月27、28日に開催される赤れんがフェスタの会場で初披露される。 舞鶴おでんの一番のこだわりは出汁。昔から各家庭で味噌汁や煮物にも用いられているカタクチイワシなどの煮干しの「じゃこ」からとる。おでんに使われるのは全国でも珍しく、旨味が強く濃厚な味わいが特徴。 市内の飲食店で普及させるため、認定基準の「掟」を設けた。じゃこ出汁を基本に、練り製品、大根、鶏卵、こんにゃくを必ず入れる。舞鶴の特産物も入れ、歴史や風土に関連した工夫をする。 また、舞鶴名産のいわしちくわ、佐波賀大根、舞鶴あぐりブランド推奨の鶏卵、舞鶴産わかめ入りそうめんこんにゃくを全て入れると、ゴールド認定店になる。わかめ入りそうめんこんにゃくは、舞鶴おでんのために新たに作られた。 認定店は現在、下福井の「レストランととや」、浜の「喜文」など五店舗。11月から販売する。価格設定などは認定店が決める。 齋藤会長(63)は「豊富な特産物を、全国の人たちにも味わって欲しい。冬になったらたくさんの店でおでんを食べてもらえたらうれしい。30店舗を目指したい」と話した。 赤れんがフェスタでは、市政記念館前のグルメコーナーで、舞鶴おでん会が7品入りを400円で販売する。
【問い合わせ】電話75・0865、同会
写真=いわしちくわや、わかめ入りそうめんこんにゃくなどが入った「舞鶴おでん」と齋藤会長(左)
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