赤れんがパーク アセアンファッションウイーク 規模縮小、変更相次ぎ閉幕 イベントの責任 問われる【舞鶴】
投稿日時:2013年06月04日(火)
「アセアンファッションウイーク2013」が5月28~31日の4日間、北吸の赤れんがパークを主会場に開催された。アジアのファッション関係者でつくる組織委員会の主催で、舞鶴市と府北部4市町、府、外務省などが後援。ミャンマー、モンゴル、日本などの計8ヵ国のデザイナー17人が作品を発表した。
5号棟のメーンステージでは、「グラマー」「エキゾチック」などをテーマに、日替わりで4日間、作品が発表された。舞鶴市民を含む日本人を中心に、モンゴル、オーストラリアなどのモデルが各国の特色を活かした衣装に身を包み、旧海軍の引き込み線レールに沿って約30メートルを往復した。KTR天橋立駅でも、停車した列車内で「エコ」をテーマに作品数点が披露された。
また、同じ5号棟で、市民向けに無料で2日間行われたショーと閉会式は、用意された約180席が満席の日もあった。フリースタイルフットボールチーム「ALEG―Re(アレッグ)」のパフォーマンスや、ミャンマー、キルギスタン、インドネシア、スウェーデンの衣装が披露され、多くの人が拍手と歓声をあげて写真撮影をしていた。
来場者からは「見たことない国の衣装が舞鶴で見られて良かった」、「土日にも開催してもっと盛り上げてほしかった」、「宣伝があまりされていなくて時間が分からず問い合わせた」などの声があった。
当初はASEAN加盟国など23ヵ国・地域から約100人の服飾デザイナーが参加し、3000人規模のイベントを予定していたが、デザイナーやバイヤーなどが集まらず規模が縮小。同ウィークのアーウィン・シャーマ会長は、心臓の治療で入院するためマレーシアに帰国し、期間中再来日できなかった。
メーンステージは急遽、関係者のみを変更して、有料(1日4500円)で一般公開されたが、モデル不足やデザイナーの入国遅れなどで、全参加国のショーを一度に全て見られたのは1日のみ。他の日はショーの間の待ち時間が長すぎたり、作品が間に合わず時間短縮もされた。また、天橋立駅でのショーは2日間中止になり、市民向けのショーで発表されるなど、イベント中も大幅な予定変更が連日相次いだ。主催者側の発表では、4日間での参加人数は約1300人。
市は運営支援の1,400万円の予算を約560万円に減額する方針。無料で来場した市民からは賞賛の声もある一方、有料でのショーには不満や悪評も聞かれ、市の関連事業としては大きな課題と余波を残した。
写真=満席の日もあった市民向けの無料のショー
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