赤れんがパークでお披露目 商議所支援の新商品
投稿日時:2019年04月12日(金)
北吸の赤れんがパークでこのほど、「ええもんフェスタin赤れんが」が開催された。イベントの主催は舞鶴商議所。平成22年から始めた商品開発支援事業により、今年度は11事業所が新商品を開発。同イベントではそれぞれがブース出展し、新商品のお披露目を行った。当日は「金曜日はカレーの日」の周知を目的に、カレー関連商品の屋台も出店し、家族連れらでにぎわった。北田辺の水産加工会社・嶋七は、赤れんがをイメージした「舞鶴赤れんが蒲鉾」を開発した。かまぼこに馴染みのない世代の人にも手に取ってもらえるよう、焼き蒲鉾で赤れんがを表現し、見た目のインパクトを追求したという。商品を開発した同社の松本隼介さん(38)は、入社15年のベテラン。
「赤れんが蒲鉾は、15年以上前に嶋七で製造されていた商品だが、製造が難しいため販売中止になっていた。今回の開発にあたっては、ただ復活するだけでなく、時代にあったお土産品として、大きくリニューアルする必要があると考えた」と松本さん。以前より課題だった綺麗なれんが模様の実現に取り組み、型の調整や、製造方法の見直しなど、試行錯誤を繰り返し、形状やパッケージを大きく変更した。松本さんは、楽しみ方について「香ばしくて、味わい深い焼きかまぼこは、ガーリックオイルやクリームチーズと良く合い、洋風のオードブルにもぴったりです」と笑顔を見せた。会場では、それぞれのブースで自社商品について、熱心に語る姿が見られ、熱気を帯びていた。当地からヒット商品が誕生することを期待したい。
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