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貸衣装店「キクヅル」の袴宅配レンタルサイト ネットショップコンテストで大賞を受賞【舞鶴】

貸衣装店「キクヅル」の袴宅配レンタルサイト ネットショップコンテストで大賞を受賞【舞鶴】

投稿日時:2008年10月07日(火)

ベストECショップ大賞の賞状を手にするサイト運営者の久下さん

魚屋の貸衣装店「キクヅル」(久下修社長)の運営するネットショップ「ハカマレンタルドットコム」(http://www.hakama-rental.com)が、NPO法人・全国イーコマース協議会主催のベストECショップ大賞2008で、最高の大賞を受賞した。卒業式に着用する袴を専門に宅配レンタルするサイト。開設から3年を迎え、豊富な品揃えと充実したコンテンツが人気となり、全国から利用者が増えている。若者の減少が進む府北部では、婚礼関連の市場が縮小していることから、同店の久下幸典専務(35)が、ネットで全国を対象に顧客を開拓しようと、袴に特化し宅配レンタルするショップを2005年8月に開いた。サイトのデザインは大阪市のホームページ制作会社に依頼し、久下さんが企画・運営をする。シック、モダンなど様々な好みに対応したほか、同店オリジナルの振り袖と袴など二百数十種類をはじめ、草履や髪飾りなどを揃えた。遠隔地の顧客から確実に返却してもらうため、顧客との電話でのコミュニケーションを丁寧にすることでスムーズにレンタルが進んでいる。昨年初めて同コンテストに応募したが、2次審査を通過できなかった反省から、トップページの操作性をアップ。また、利用者からアンケートを回収した中から卒業式の持ち物リスト、失敗しないための卒業式のちょっとしたアドバイスのコーナーを設け、興味を引く情報を充実させた。ネットに親しむ若者らにその利便性と豊富な品揃えなどが人気となり、全国700校以上の学校の卒業生が利用した。東京や京阪神などの大都市部の大学・専門学校の卒業生が主だが、保育士や教諭も利用する。今年は343店舗がコンテストに応募し、最終審査には10社が進んだ。ネットショップを展開する事業者約920社が審査し、先月東京での発表会で大賞に決まった。袴に絞ったわかりやすさ▽ネットでレンタルのビジネスモデルを確立した、など群を抜く高い評価を受けた。久下さんは「当初はネットでのレンタルのリスクを指摘されたが、今回認めていただきやってきてよかった。今後も振り袖やドレスなど専門性を高めたネットショップを展開していきたい」と話していた。今月(10月)末にはハカマレンタルの携帯サイトを開設する予定。

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