貝谷バレエ団舞鶴研究所が設立50周年 7月13日、市民会館でクラスコンサート【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年07月01日(火)
貝谷八百子記念貝谷バレエ団舞鶴研究所主催のクラスコンサートが、7月13日午後2時から北田辺の市民会館で開かれる。地方でクラシックバレエの普及に務め今年50周年を迎えたが、最近は少子化の影響で団員数が減少しているため、昨年からバレエの魅力を知ってもらおうと、ミニコンサートを企画。今回は3歳から大人までの約20人が出演し、練習の成果を披露する。
同バレエ団の創設者の故・貝谷八百子さんは、くるみ割り人形などの日本初公演を行い、バレエ界の先駆け者として活躍した。東京に本部を置き、研究所は舞鶴、名古屋など5カ所にある。舞鶴ではバレエを学びたいという市民の要望を受け、貝谷さんが講師を派遣し1953年に舞鶴研究所を設立。60年には大橋病院が余部下に建設した厚生会館をレッスン場として提供した。
以前は50人以上の生徒が所属し、この中からプロも誕生した。が、最近の少子化や習い事が増え、現在は約20人が在籍し、週2回の練習をこなしている。このため昨年バレエの魅力を知ってもらおうと、初めてレッスン場を会場にしてスタジオコンサートを開いた。今回はもっと多くの人に見てもらうため、会場を市民会館に移した。
3歳から小学校入学前のベビークラス、小学低学年のCクラスなど4つのクラスごとにソロで出演する。演目は「ワルティング・キャッツ」「ロシアン舞曲 黒い瞳」など。教師の荒井利恵さんと畑本久美ダンススクール教師の大石香代さんが特別出演する。
東京から指導に通っている主任教師でプロダンサーの大竹みかさんは「ソロで踊るのは発表の力をつける機会になります。たくさんの人にバレエに触れてほしい」と来場を呼びかけている。出演する三笠小4年の増井志帆さん(10)=北吸=と志楽小4年の赤星葉月さん(9)=田中町=は「上手に踊れるように練習をがんばります」と話していた。入場無料。
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