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詩情豊かな舞台 夢と希望を 1月11日、「森は生きている」上演 中丹文化会館で 設立30周年「風の子共同保育園」【舞鶴】

詩情豊かな舞台 夢と希望を 1月11日、「森は生きている」上演 中丹文化会館で 設立30周年「風の子共同保育園」【舞鶴】

投稿日時:2015年12月25日(金)

「森は生きている」の1場面(劇団仲間提供)

 舞鶴市と綾部市で保育園を運営する大内野のNPO法人ひとなす風のこっこ(和田きよみ理事長)が、設立30周年を迎えて、10年ぶりとなる劇団仲間による公演「森は生きている(十二月物語)」を開催する。生きづらい時代にあって、劇を通して大人も子供も夢と希望を持ってほしいとメッセージを送る。来年1月11日、綾部市の中丹文化会館で上演する。(青木信明)1986年に「風の子共同保育園」として大内野町でスタート。子供の意思を自分自身で育んでいけるように援助する保育を柱にする。親子で絵を描くワークショップも続け、母親たちが自分を見つめる場にもなっている。約20年前に綾部市於久岐(およぎ)町に分園を開設し、2009年にNPO法人化した。認可外施設として現在は於久岐園舎に35人が通い、大内野園舎で学童保育をしている。「森は生きている」は、「ロシア児童文学の創始者」とも呼ばれるサムイル・マルシャークの作品の舞台化で、59年の初演以来、2000回を越える名作。わがままな女王さまが冬の森に咲くマツユキ草を探す命令を出し、欲張りな叔母に探しに行かされた少女が、12月の精たちからマツユキ草を贈られる。美しい舞台装置と音楽で人の悪意や優しさを詩情豊かに描く。同法人は89年にこの舞台の第1回公演を主催してから、今回で6回目になる。和田さんは「いま子供も大人も自己肯定感を持って、生きていくのが難しくなっています。劇から夢と希望を感じてほしい」と話している。午後2時半開演。全席指定。前売りは2,500円(当日500円増し)。【問い合わせ】電話76・4972、同保育園。

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