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西方寺平から食べ物をありがとうの会(仮称) 農村と都市の交流へ3月10日、発足のつどい 【舞鶴】

西方寺平から食べ物をありがとうの会(仮称) 農村と都市の交流へ3月10日、発足のつどい 【舞鶴】

投稿日時:2002年03月05日(火)

西方寺平から食べ物をありがとうの会(仮称) 農村と都市の交流へ3月10日、発足のつどい 【舞鶴】

西方寺平で栽培された無農薬や省農薬の米や野菜、卵、加工品などを中心にして、会員宅に届ける産直グループ「西方寺平から食べ物をありがとうの会(仮称)」が、同地区の専業農家と市内の人たちによって設立の準備が進んでいる。安全な食べ物を作って食べてもらうだけでなく、農村と都市との交流を深め、農業やそれを取り巻く問題も話し合っていきたいとしている。発足のつどいを3月10日、同地区の赤岩小屋で開き、正式にスタートさせる。
 西方寺平は山間部に棚田が広がる地域で、西方寺平農業小学校や棚田オーナー制度などが取り組まれるなど、地元の人らは積極的に豊かな自然を活かした村づくりに励んでいる。また、新規就農者の受け入れにも力を入れ、定着している人も出てきた。
 こうした取り組みを重ねる中、同地区で養鶏や米づくりをする農家で、同農小に関わる霜尾誠一さん(52)・閑子さん(54)夫婦、泉金雄さん(50)・真弓さん(48)夫婦=写真=と、まちの人たちが農産物を提供し、土の恵みや農業のあり方を西方寺平から発信しようと、同グループの設立を決めた。
 昨年10月から今年1月を試行期間として、市内と綾部市内の会員約80戸に、地域の世話人宅や個別に配ってきた。品物は霜尾さんと泉さんのほか、同地区の農家が作った無・省農薬の米、野菜、鶏肉、卵、小麦粉のほか、各地で有機農業を実践するグループ「愛農会」のネットワークを使って、果物や農産加工品も取り寄せた。事前に注文を聞いて、毎週金曜日に届ける。
 霜尾さんと泉さん夫婦は「生産者と消費者が手をつなぎ、これからの農村や農業のために長い目で取り組んでいきたい。1人でも多くの人に平に来てもらって空気を吸ってほしい」と話していた。つどいは午前11時から赤岩小屋で開き、おもちつきなどをする。

【問い合わせ】電話83・0234、霜尾さん。

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