西山公園を再び桜の名所に 朝代自治会の青年会が苗木植樹 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年03月11日(火)
西舞鶴地区の桜の名所だった朝代の西山公園に3月9日、桜の苗木が植樹された。かつて市民が花見を楽しんだ同公園を再び元に戻そうと、地元朝代自治会の青年会(美濃部勇治会長、10人)が中心になって、2年前から続けてきた整備をほぼ終え、植樹にこぎつけた。
西山公園は、朝代神社の北側山ろくにある公園で、広さは約700平方メートル。樹齢100年近い桜の大木が数多くあり、昭和40年代まで、西地区市街地住民の花見でにぎわっていた。しかし、同公園内にあった失業対策事務所の閉鎖に伴い、同公園の手入れが行き届かなくなり、また、桜の寿命も尽きて枯れてしまった。現在も数本の桜は残っている。
この公園を再び桜の名所にと、朝代自治会の青年会のメンバーが、2年前から2カ月に1度集まり、雑草刈りなどの整備をボランティアで続けてきた。この活動を知って、周辺自治会や国道27号線の桜街道づくりに取り組む市民グループ「モナミゼミ」の協力もあったという。
公園内を埋め尽くしていた雑草や枯れ木がきれいに刈り取られ、子供たちの遊具のある元の公園の姿になった。しかし、桜の多くが枯れたため、この日、新たに高さ3メートルのソメイヨシノ5本を植樹した。植樹には、伊藤晶夫自治会長や子供たちも参加、1本1本ていねいに植えた。これからも植樹を行い、桜の本数を増やすことにしている。
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