製作から販売で働く力を 舞鶴養護学校高等部 新製品開発、ガラス・木工など1500点 西市民プラザで2月24日「まいよう市」 和太鼓演奏、写真展も【舞鶴】
投稿日時:2011年02月18日(金)
舞鶴養護学校高等部の生徒60人が、働く力を養おうと作業学習に取り組んでいる。工芸や木工、陶芸、農園芸の分野で、製品の製作から接客しての販売までに関わる。恒例の販売会「まいよう市」が、2月24日午前10時から円満寺の西市民プラザで開かれる。ポーチや傘立てなど多くの新製品も準備しているほか、和太鼓の披露や写真展で生き生きと過ごす学校生活の様子も紹介する。 作業学習はクラフト作家たちを社会人講師として招き、質の高いものづくりを通してコミュニケーションの力を高めようと、1年~3年生までの生徒が週2日学ぶ。染織では藍の栽培から染料を作り、木工では生徒たちがアイデアを出し合うほか、ガラスではダイクロと呼ばれる貴重な素材を使った美しいアクセサリーを仕上げるなど、本格的な創作活動を体験。製作だけでなく包装や検品なども担当する。 事前に接客学習もして市内のスーパーなどで販売をする。来店者からの要望も聞き取り、次の製品づくりに反映させ、製品の総数も増えてきた。また、創作の技術も次第に向上し製品の完成度も高まり、市民も楽しみにする人気の販売会になっている。 今回の販売会ではこれまでのオリジナル品に加え、新製品のポーチ、数寄屋袋、50センチののれん、文鎮、木のしおり、魚シリーズのマグネット、丸皿、ステンドグラスのフットランプなど総勢1500品を出品する予定。エンドウ苗やチューリップも並べる。 木工作業を担当する3年生の塩根誠君は「コミュニケーションの力と集中力がつきました。自分が作った製品が売れると自信につながります」と話していた。販売は午後2時半まで。太鼓演奏は午前10時から。小学部や中学部などの児童・生徒たちの表情をとらえた写真も展示する。
【問い合わせ】電話78・3133、養護学校
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