被災地訪れ復興の想いを 日星高生徒たち 折り鶴と募金に祈り込め手渡す 12月14日、宮城県名取市閖上地区へ【舞鶴】
投稿日時:2011年12月09日(金)
東日本大震災の犠牲者や復興への祈りを込め、日星高校の全校生320人が折り鶴づくりに取り組み、代表の生徒3人と教員らが12月14日に宮城県名取市を直接訪れ、閖上(ゆりあげ)地区の小・中学生に送る。また、生徒と保護者、教職員らが寄せた募金約50万円も携え、仙台市で復興支援を続けるカトリック仙台教区サポートセンターに届ける。カトリック系の日星高はクリスマスを前に毎年募金活動をしてきたが、今年は大震災で亡くなった人や復興へ向けた祈りをテーマにし、11月28日から被災地に届ける折り鶴を1クラス千羽を目標に作り、1万4千羽を完成させた。鶴にはメッセージなどを記した。名取市で開業する医師、桑山紀彦さんが5月、日星高で被災地の様子を伝えたことから、名取市に折り鶴を届けることにした。同市閖上地区の閖上小学校と閖上中学校で児童・生徒が亡くなるなど被害を受けた。現在は高台の不二が丘小学校に移って勉強を続けているが、保護者たちが地区の復興を願って折り鶴プロジェクトに取り組み、舞鶴の中学生たちも折り鶴を送った。各学年を代表した3人の生徒が不二が丘小を訪れ折り鶴を手渡し、案内を受け同地区を見てくる。12月20日、全校生にその様子を報告する。 生徒会長の3年生、池田真哉人さん(18)は「多くの鶴を折ることができた。被災者の皆さんの笑顔を見てきたい」、2年生の塩見有加さん(16)は「現地に行きどこまで復興しているのかこの目で見て、支援のニーズを知りたい」、1年生の吉岡志乃(ゆきの)さん(15)は「桑山さんの話を聞き、震災の大ききと重さを知り他人事ではいけないと感じました。みんなの想いを代表して届けたい」と話している。
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