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藍の絞り染め作品づくり ポリテク2年生が栽培から始め【舞鶴】

藍の絞り染め作品づくり ポリテク2年生が栽培から始め【舞鶴】

投稿日時:2004年09月24日(金)

栽培から取り組んだ藍の染液(手前)と染めた作品を手にする学生

 上安のポリテクカレッジ京都染織技術科の2年生20人が9月22日、5月から栽培してきた藍で作った染液を使って藍染の作業をした。学生たちはハンカチや麻の布を染液に浸し、絞り染めの技法などで様々なデザインの作品を仕上げていた。藍の栽培から染める工程まで学生に体験してもらおうと、染色材料学演習で初めて藍染の実習を取り入れた。福知山藍同好会会長の塩見敏治さんが非常勤講師として指導。5月にたで藍の苗を構内の畑に植え、7月と8月中旬に刈り取り、葉を乾かした。8月25日に大きなポリ容器に葉と水を入れ、発酵させるすくも作りを2週間続けた後、今月(9月)15日に石灰などを混ぜる藍建てをして、約60リットルの染液を完成させた。見事な紫紺の色の染液に、学生らは縫い絞りなどを施したハンカチを3度浸し、実習の体験を作品にまとめた。2年生の濱元美奈さん(20)は「毎日混ぜる作業はにおいがすごく大変でしたが、きれいに染まってうれしい。卒業制作には糸を藍で染めて作品を作ります」と話していた。

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