英会話教室主宰の鷲田さん カード教材のブック版を出版【舞鶴】
投稿日時:2005年06月03日(金)
英会話教室を主宰する丸山西町の鷲田マリさん(53)が、英会話の学習ブック『パンダのどこでもイングリッシュ』をマガジンハウスから出版した。これまでに開発したカードの英会話教材を本にしたもので、繰り返し学べるシンプルなアイデアが大手出版社の目にとまった。ニューヨークで個展を開いた高校生のアーティスト、JUNICHIさん(15)がパンダのイラストを担当した。今週から全国の書店で発売中。子供から大人まで教える鷲田さんは、独学でも学べるような教え方を長年研究してきた。日本人がつまずきやすい点は何かと考え、日本語と英語の語順が違うことに注目。会話の構造を分解し、日本語とは逆の英語の語順を2枚のカードでパターン化し、その思考方法をトレーニングする教材を開発した。動詞と語尾の2枚を組み合わせて学ぶカード教材「パンダカード 一般動詞編」を昨年4月に、続いてbe動詞編を作成し販売した。これを使って昨年から倉梯第二小学校や南公民館で英会話を指導し、シンプルさとカード感覚が子供たちにも人気となっている。来鶴した同社の編集者がたまたまカードを手にし、その面白さに本にしたいと昨年12月に鷲田さんに依頼。編集者と協力して装丁やタイトルに智恵を絞り、本作りに取り組んだ。イラストには同社から作品集を出しているJUNICHIさんを起用。電車の中でも学べるようにと、完成した本は新書判で126ページ。定価900円。見開きの左ページに日本語の動詞「食べる」などの3語、右ページに語尾の「しましょう」など3語、次の見開きには語順を逆にして左ページに「Let’s~」、右ページに「eat」と記した。英語に馴染みのない人が発音しやすいようにと、英文の発音はカタカナ表記とする工夫が凝らされ、アクセントの部分は太字にした。基本表現から丁寧な表現までのA~Gの7レベルに分けた。おまけの切り取りできる動詞カードを含めると、6615パターンの英文が学べる。鷲田さんは「本作りのプロのアドバイスで新しい工夫も加わり、素敵な本ができ感謝しています。外国へ行っていまから日常会話を勉強する人に、特にお勧めしたい」と話していた。市内の書店でも販売している。
舞鶴市民新聞社では鷲田さんから提供を受け、この本を5人にプレゼントする。希望者は住所、氏名、電話番号、「パンダの本」係と明記し、はがき(あて先〒624・0905福来912―1)、FAX(77・1750)、Eメール(maipress@topaz.ocn.ne.jp)、本社ホームページの「プレゼント情報」コーナーで受け付けている。応募締切りは6月18日。応募者多数の場合は抽選。当選者の発表は同21日付紙面で。
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