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若者の力で活性化を<br>FMまいづるで高校生ら活躍<br>ラジオドラマ制作など瑞々しい感性が躍動

若者の力で活性化を
FMまいづるで高校生ら活躍
ラジオドラマ制作など瑞々しい感性が躍動

投稿日時:2022年01月28日(金)

 少子高齢化問題を語る上で、一つの重要な指標として用いられることの多い「18歳人口」。大人への入り口である世代の人口は近年、加速度的に減少傾向を強めている。当地でも例外なく減少し続けている高校生だが、地元密着のラジオ局「FMまいづる」では、まちの活性化に欠かせない「若い世代の力」を掘り起こす取り組みを続けている。

 文部科学省が作成した資料によると、2021年度の「18歳人口」は、前年から2万6000人減って115万人。これは、205万人でピークを記録した1992年からは半減近い数字となる。
 旺盛な消費の基点ともなる若い世代の減少は、地元経済に暗い影を落とすばかりではない。
 西地区の70代商店主は「若者の姿を見る機会が以前に比べてめっきりと減った。みんなどこで何をしているのか」と街の風景から若者が消えている現実を嘆くなど、「若者たちがどんな日々を過ごし、どんなことを考えているか」が垣間見える環境は、まちの活性化に必要不可欠であると考える人は多い。
 そうした状況の中、FMまいづるは地域と高校生を繋ぐ番組「舞鶴高校生ラジオだより #舞鶴高校生」を、毎週金曜日の午後5時から30分間放送している。
 番組には日星高放送部、西舞鶴高放送部、東舞鶴高放送メディア部が参加。昨年末にあった西高での収録風景を取材した。
 この日収録した番組内容は、同部の活動紹介や文学作品の朗読披露など。部長の小田原和奏さん(2年)は、「西高を舞鶴全体に知ってもらう良い機会でとてもありがたい。場数を踏むことでみんなの経験値が上がる」とし、「こうした経験を活かして、将来は人に携わる職業に就きたいです」と目を輝かせた。
【若者が発信する環境問題】
 一方、同局で今月から新たに始まった企画がCOOL CHOICE(地球温暖化防止)啓発番組だ。COOLCHOICE とは、温室効果ガスの排出量を削減するために、省エネなどの行動を通してあらゆる「賢い選択」をする国民運動。同局も運動に賛同し 「COOL CHOICE775」をキャッチフレーズに様々な放送を行っている。
 24日に放送され、現在も同局HPで視聴できるラジオドラマ「地球温暖化防止委員会 またはある種の beginning」は、市内の高校生らの手によって制作され、好評を得た。
 出演したのは、日星高の松谷玲奈さん、人見萌絵花さん、築谷みゆさんと、京都職業能力開発大学校京都校の花待達哉さんの4人(写真)。
 生徒会長も務める築谷さんは「演劇などの経験はなかったので、人物の思いを声にのせて伝えるというのは難しかった」としながらも、「ラジオドラマの出演を通じて、改めて地球温暖化について考えることができ、より身近な課題として受け止めることができた。ラジオドラマを聞いてくださった方々、特に同年代の人たちに地球温暖化を始めとする環境問題に興味を持ってもらえたら良いなと思います」と充実感を漂わせていた。
 同局ジェネラルマネージャーの時岡浩二さんは、「若者がFMラジオ放送を聴く機会が減っている一方、インターネットラジオでは、声優を目指す若者たちが自作ドラマの配信などを行うなど音声コンテンツが若者の間で再認識されています。今回の企画で、地球温暖化防止の活動を広げる為には、今の若者の趣向にあったコンテンツの制作が必要であると再確認しました。今後のFMまいづるの編成にもこのような企画をどんどん取り入れて、若者のラジオリスナーを増やしたいと思います」と力を込めた。

西高放送部での収録の様子
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