苗木の植樹やポプラの剪定など 砂漠緑化で日中交流 京都隊12人 中国内モンゴルで【舞鶴】
投稿日時:2015年09月15日(火)
市民たちでつくる砂漠緑化活動京都隊(稲田尚隊長)が8月17日~22日、中国内モンゴル自治区の砂漠で、松の苗木の植樹やポプラの剪定などに取り組み、作業を通して現地の人たちと交流した。砂漠化が進む同自治区で植林をしようと、遠山正瑛さんが1991年に始めたのが最初。その活動に賛同した市民たちが2005年から毎年訪中する。これまでで団員181人が参加し、3800本を植樹、3万5500本を剪定した。すでに林や草地が再生した地域もある。3年前からは舞鶴文化教育財団から支援を受け、助成金を活動に役立てている。今年の11次派遣には、小中学生を含め総勢12人が同自治区シリンホトで活動。スコップで深さ50センチの穴を掘り松の苗木150本を植え、地下から汲み上げた水をまいた。また、枯れた松の根を掘り起こすため1メートルの穴を掘り80本を回収するなどした。稲田さんは「子供たちは現地に立つことで、国を越えて環境問題に関心を持ってもらえたと思う。今後も継続して取り組みたい」と話している。
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