舞鶴高専生4人が全国大会で英語力をアピール 全国高専英語プレゼンテーションコンテストへ【舞鶴】
投稿日時:2009年01月06日(火)
高専生の英語力をアピールする第2回全国高専英語プレゼンテーションコンテストに、舞鶴高専から4人の学生がスピーチの部とプレゼンの部で出場する。バイオ燃料をテーマにスピーチした桑原智大(ちひろ)さん(20)が近畿地区予選で1位、チームを組んだ3人の学生が舞鶴の赤煉瓦建築と神崎ホフマン窯の保存活用を提案し、予選2位で出場権を得た。1月24、25日の大会に向け練習に取り組んでいる。 全国高専英語教育学会などの主催。7分以内に1人が発表するスピーチの部、1チーム3人がパワーポイントを使って10分以内に述べるプレゼンの部がある。いずれも内容や発音などを審査。加えてプレゼンではチームワークと映像のわかりやすさも評価され、最後に審査員からの質問に英語で答える。 電子制御工学科5年の桑原さんは、話題のバイオ燃料の活用について、昨年9月末から資料を集め原稿を作った。バイオ燃料への転換は急務だが、食糧を生産すべき土地が燃料生産にあてられる問題もあり、解決には多様なエネルギー生産の確保が必要と論じた。 10月の校内の英語スピーチ大会で近畿地区予選の代表に選ばれ、11月の同予選に9人が出場する中、よく練られた内容や説得力ある発表態度が評価を受け1位に。「多くの人前での発表はほぼ初めてでしたが、はっきりと話すことを心掛けました」 プレゼンには機械工学科3年の吉永司さん(17)、同、渡邉駿さん(18)、電気情報工学科3年の三大寺悠樹さん(同)が出場。赤煉瓦の町の舞鶴をアピールしようと、昨年6月から神崎ホフマン窯などを見学、3人で役割分担し内容をまとめた。 舞鶴の赤煉瓦建造物の魅力や近代化遺産の意義を述べたほか、昨年2月に他学科の学生たちが神崎ホフマン窯の研究発表をした成果を取り入れ、トロッコ列車を神崎に敷設して、観光スポットとする活用法を提案した。吉永さんらは「調べていく内にもっと活用が進めばいいと思いました」とする。 桑原さんは「抑揚や間に気をつけ開き直って発表したい。エンジニアも海外での仕事に英語が必要なので、もっと勉強が大切と感じる機会にもなりました」、渡邉さんたちは「大会までに煉瓦で街づくりをする関係者に話を聞き原稿を練り直し、本番は楽しんで発表したい」と話していた。英語科の吉永進一准教授は「上位を目指して実力を発揮して」と指導をする。 全国大会は東京都内の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれ、スピーチに15人、プレゼンに10チームが出場する。
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