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舞鶴高専の蔭山さん 英会話カルタをアプリに【舞鶴】

舞鶴高専の蔭山さん 英会話カルタをアプリに【舞鶴】

投稿日時:2015年10月27日(火)

鷲田さん(左)考案のかるたのアプリを開発した蔭山さん

 英会話教室を主宰する鷲田マリさん(64)=丸山西町=考案の教材「マリさんの英会話カルタ」のアプリを、舞鶴高専の電気・制御システム工学専攻科2年の蔭山海一郎(かいちろう)さん(21)が開発した。10月20日に公開され、アンドロイド機種のスマートフォンやタブレット端末からグーグルプレイで検索すると無料でインストールできる。10月31日、11月1日の高専祭で、ブースを設けて紹介する。かるたは、日常で使う簡単な英会話を鷲田さんが選び、舞鶴出身のデザイナー・北村麻由美さんがデザインを手掛けた。2013年4月に完成し、5パターン製作されている。朝来幼稚園や舞鶴幼稚園などで英語教育に取り入れられ、日本語と英語がリズミカルに発声できて覚えやすく、園児たちに大人気となっている。鷲田さんはかるたを全国に発信するきっかけとして、地元の舞鶴高専の学生によるアプリの開発を希望。相談を受けたNPO役員の瀬野祐太さん(32)が、ソフトウェア開発などを研究する蔭山さんを紹介し、3月から約半年かけて、小さな子どもでも親しめるアプリを完成させた。鷲田さんの音声付きで発音も学べるアプリには3つの機能があり、「がくしゅう」モードで「あ」から「わ」までの読み札と絵札を紹介。「かるた」モードは、表示された日本語の読み札の英語を、5枚の絵札の中から選択するゲームで、5問出題される。「ずかん」モードは、かるたのデザインを見てもらうことに重点を置いた。蔭山さんは「依頼を受けて、外に発信できるものが作れたのは良い経験になった。卒業後は後輩に受け継いでほしい」、鷲田さんは「舞鶴の人材で全国に発信できるものが完成してうれしい」と話している。今回のアプリにはパート1のかるたが使われており、今後はパート2~5までの製作と合わせ、アイフォンでも対応できるよう研究を進めていくことにしている。

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