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舞鶴高専の奥井君(3年) 国体少年男子・クライミング競技で優勝 【舞鶴のニュース】

舞鶴高専の奥井君(3年) 国体少年男子・クライミング競技で優勝 【舞鶴のニュース】

投稿日時:2003年11月18日(火)

優勝の表彰状を手にする奥井君

 白屋の舞鶴高専電気工学科3年生の奥井健吾君(18)が、静岡県水窪町で開かれた第58回国民体育大会の少年男子クライミング競技で、優勝した。東山高校(京都市)の選手とペアを組んで、昨年に引き続き京都府代表として出場した。昨年4位の雪辱を晴らした成績に喜びの笑顔を見せていた。
 クライミング競技は、強化プラスチック製の高さ15メートルの人工壁を、2人同時に登って合計の高さを競う。途中にはオーバーハングといわれる傾斜角度135度の壁もあり、腕の力だけでなくバランス感覚が求められる。
 京都市出身の奥井君は中学生時代に先生に誘われて挑戦し、登り切った達成感が楽しく競技を本格的に始めた。高専に入学後はクラブもないため1人で練習に取り組んでいたが、その後仲間が増えて学校に自分で作った高さ3メートルの人工壁で練習したり、大阪市内のクライミングジムに通ってトレーニングを積んでいる。その成果もあって、2年前にはジュニアオリンピック大会で5位に入賞した。
 国体では各都道府県代表の16ペアが予選に出場、その中から8ペアが決勝に進んだ。奥井君は13.9メートルの高さを記録し、合計の高さ28.4メートルで優勝した。奥井君は「緊張はしなかったが、大会前から優勝候補と言われていたので絶対優勝するつもりで臨みました」と話していた。11月14日には市役所を訪れ、江守光起市長に優勝報告もした。

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