舞鶴高専がロボコン全国大会へ 2年ぶり8回目、技術と性能競い合う【舞鶴】
投稿日時:2005年11月25日(金)
舞鶴高専(小野紘一校長)の学生チームが、12月4日、東京・両国国技館で開催される「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2005全国大会」に出場する。近畿地区代表として、2年ぶり8回目の出場で、全国各地区代表25チームとロボット製作の技術と性能を競い合う。学生チームは「電子制御研究会」のメンバーで、同研究会部長の電子制御工学科3年、古井将太さん(19)がリーダー。製作したロボットは「鶴」の字を7つ重ねた「サンカクシカク」。10月30日に奈良県大和郡山市で開催された近畿地区大会で準優勝して、全国大会の出場を決めた。今年のロボットコンテストの競技テーマは「大運動会」で、ロボットが障害物競走を行う。まずリモコン操縦の手動ロボットが、バトンを持ってスタート。はしごの中をくぐって平均台を渡り、ハードルを越える。この後、自動ロボットにバトンを渡し、自動ロボットは、突起の付いた垂直の壁を登り、頂上の穴にバトンを差し込んでゴールする。各地区大会で、制限時間3分内に、ゴールしたロボットは1チームだけだったという。「サンカクシカク」は、手動の「サンカク」、自動の「シカク」の2台で、電子制御工学科3年の清山健太さん(18)と同2年の横山栄太朗さん(16)が、それぞれ設計を担当した。ロボットコンテストの開催要綱が決定した今年4月下旬から、ロボットの設計と並行して製作を進めたという。古井さんは「障害物をすべてクリアできるよう直感的なアイデアのロボットを製作しました。近畿大会で平均台に上る時に不具合があり、全国大会に向けて改良しています」と話す。舞鶴高専は、これまでの全国大会でベスト4が最高。これを上回る結果をめざしている。11月22日、古井さんらは市役所を訪れ、江守光起市長に、全国大会への出場を報告した。
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